フィリピン 幼稚園 保育園ボランティア体験談
櫻子 20歳 大学生
私は教育学部で、3年生や4年生になると教育実習や教員採用試験があり、なかなか海外に出て活動する余裕がないので1年生の春休みに時間がある内にと思い、このセブ島ボランティアに参加しました。
いろんな東南アジアの国々でどこに行くのか迷っていましたが、母の故郷でありながら行ったことのない島だったと言う理由でセブ島に決めましたが、セブ島に来る前のイメージは「リゾート地」でした。
しかし、実際に来てみると一歩リゾート地域を出ると庶民的かつ私が10年前に母の故郷を最後に訪れた時ととても似た街並みが広がっていました。
ボランティア活動で訪れた保育園や幼稚園では、突然来た外国人の私を子供たちが受け入れてくれるのかとても不安でしたが、そんな心配をしていたことが嘘のように可愛らしい笑顔を向け近付いてくれる子供たちのおかげで緊張もほぐれました。
事前に考えていたアクティビティはなかなか伝えることが難しかったです。
飛行機の折り紙は、私たちがほとんど手助けしてつくり子供たちは飛ばすだけ、というような状況になってしまい、改善点が多々あると感じました。
2日目のアクティビティは、前日の反省を生かして子供たちの活動を多くするため、同じボランティアで参加していた3人と話し合い、急いで教材を作りフルーツバスケットをしました。
現地で教えてもらった簡単なビサヤ語も使い、みんなで協力してアクティビティを行うことができたと思います。
日本全国各地から集まった私たちがこのボランティア活動を通じて仲を深めることができたことも、このボランティアに参加して良かったと思う理由の1つです。
そして、10年ぶりに訪れたフィリピンで自分に自信を持つきっかけができたことも、とても嬉しかったです。
私は将来、日本で教師として働いた後数年したら、JACAの海外支援活動で教育環境の良くない国々で教育支援活動をしたいと考えています。
ですが、その夢はあまり周りの人に言った事はありませんでした。
自分に自信がなくて失敗することを恐れていたからです。
しかし今回の活動で外国に1人で来て初めて会う人と協力してこの活動をやり終えてみて、少しの自信がつきました。
この幼稚園・保育園ボランティア経験を糧に将来の夢に向かって努力していこうと思います。
Kazuさんをはじめ、活動を助けて下さった皆さん本当にありがとうございました。
2015年3月9日~13日