フィリピン ソーシャルボランティア体験談
摩里恵 20歳 大学生
この2週間、グローリアセブでの活動に参加し、多くの人々に出会い、様々な環境の中で暮らしている人々の姿を見てきました。
日本から飛行機に乗って5時間程で着く地に住むフィリピンの人々は、日本とはかけ離れた生活をしています。
薄暗くて狭い家に日本の家族よりはるか多い大家族で住んでいます。
洗濯機なんてありません、ガスなんてありません、
お風呂なんてありません、
トイレだって一家に1つなんてありません。
だけど皆そこで生きています。
そして、そこには必ず笑顔があり、明るさがあり温かさがあります。
貧困とは言うけれど、日本に比べて不便ではあるけれど、日本の何倍も人とのつながりを大切にしていて貧困だなんて思わせないような明るい笑い声や元気な笑顔であふれていました。
この2週間で日本人の忘れかけている人間として最も大切にすべきことを実感できたと感じています。
ソーシャルボランティアの最も良かったと感じている事は、継続的に続けている活動は今まで通り行いながら、様々なスラムエリアを視察することができるというところだと思いました。
例えば山の村の子供たちに昼食やおやつを配ったり、1週間に1回のペースで続けている活動がありました。
一方、スラム地区では牧師さんの案内のもと、川の上のスラム街やゴミ山といったように1人ではもちろん行けなさそうで、現地のことをよく知った人がいるからこそ行くことができ、視察できた地域もいくつかありました。
1つのプログラムの中で様々な地域を見ることができて、数え切れないほどの人と出会うことが出来、自分にとっては得るものが多く考えさせられることが多くありました。
こんなに多くの地域に行くことができ、本当このフィリピンのボランティアに参加して良かったしとても感謝しています。
セブでの2週間、本当に毎日充実していて濃い日々でした。
2週間しか滞在していないのにもかかわらず、私はもうずっとセブに住んでいるように感じます。
日本が地元なのにセブが地元のように感じるほどセブのでの生活が当たり前で心地よく思うのは、きっとフィリピンの人がフレンドリーで明るくて元気で優しくて、困っていると教えてくれたり、初めましての人とあいさつ以上の会話をすることですぐ友達になってしまうから。
2週間で家族が増えたような感覚です。
人と関わることで生まれる嬉しさばかりでした。
本当にこの2週間幸せでした。
今回の経験を日本に帰っても忘れず、行っておわりではなく、何か得たものを今後に生かしていきたいと思います。
8月9月夏休みでまた来たいと思います。たくさんの幸せをありがとうございました。
2015年3月13日~26日