フィリピン 幼稚園 保育園ボランティア体験談
彩 26歳 幼稚園教諭
5日間は本当にあっという間でした。
フィリピンの方達はとても温かく、優しい人達ばかりでした。
一緒に同行して下さったグローリアセブの女性スタッフも、私が英語をあまり話せないにも関わらず、私が困っていると助けて下さったり、荷物をいつも持って下さったり、日本でいう「おもでなし」のこころがすごく伝わってきました。
また、幼稚園や保育園の子供達も、自分の持っているお菓子をくれたり、私がうまく聞きとれないとジェスチャーをしてくれたり、心の優しい子供達ばかりでした。
幼稚園、保育園での初日は、私も緊張していたこともあり、それが子供達にも伝わっていたのか、打ちとけるまでに時間がかかってしまいました。
改めてこちらの気持ちは相手には伝わってしまうのだということを実感しました。
慣れてからの子供達は、とても無邪気で人懐っこく、警戒心もなくとても素直でした。
保育中の様子は皆自由で、お菓子を食べたり風船を膨らましたり日本では考えられない光景だった為初めは戸惑ってしまいました。
しかし、自由にするというのは出来そうで出来ないことなのかもしれないと思いました。
日本人は人目を気にしてしまったり、人と違う事を嫌います。
もしかしたらそれは文化なのかもしれませんが、フィリピンの子供達の様子を見ていて日本人に足りないところをフィリピンの子供達は持っていると思いました。
もちろん自由な保育はいいところもありますが弱点もあります。
しかし、日本の良さとフィリピンの良さを融合させることでとても良い教育になるのではないかと思いました。
今回の経験は自分の保育を見つめ直すきっかけにもなり、とても良い刺激となりました。
日本での保育、教育を今まで以上に努力して、子供達に何が大切なのかを考えながら保育していきたいと思いました。
フィリピンの幼稚園・保育園ボランティアに参加し、本当に良かったと思います。
2015年7月28日~8月1日