言葉は通じなくても気持ちを共有できた幼稚園ボランティア

フィリピン 幼稚園・保育園ボランティア体験談

そよか 18歳
 
1日目
初めての海外に、ドキドキとワクワク、そして不安でいっぱいでした。
 
送迎の車に乗ってアパートに着くまで、二人乗りのバイクや犬の多さなど、日本じゃ考えられないような環境に、驚きの連続でした。
 
 
2日目
3~4才児がいる保育園。
この日の人数は11人。
 
紙コップと新聞紙を使ってけん玉の制作を行いました。
 
日本の3,4才児にはうまく説明が伝わった制作活動でも、ことばが通じないため、なんと言葉がけししていいのか、どこまで援助していいのか、迷いが多く、スムーズにいくことができませんでした。
 
先生と、グローリアセブのスタッフさんにとても助けてもらい、目線や表情で伝わるように接しました。
 
 
制作が終わり、最後にチャレンジの時間。
 
先生が子どもたちを円に並べました。
 
そして子ども一人ずつ、後ろから手を添えて成功させていく姿に、全員ら成功の喜びを味わってもらう先生の配慮が見られました。
 
このような配慮を、ほぼボランティアで行っている先生がやっていることに、驚きと、子どもたちへの愛を感じることができました。
 
 
午後は5~6才児がいる幼稚園。
この日の人数は17人。
 
小学校と同じ敷地に幼稚園があるため、幼稚園の建物に向かっている途中、たくさんの小学生が、「Hello!」「Are you Japanese?」「What yoyr nane?」など、笑顔で英語で話しかけてくれました。
 

小学生が普通に英語を使っているのは、幼稚園での学びがあるためだと、実際に幼稚園の様子を見て実感しました。
 
 
英語の読み書きを行い、掛け算の問題を解き、英語の発音の練習をする姿。
 
日本の幼稚園では、遊びから学ぶ教育だけど、フィリピンでは学習を行う、小学0年生のような教育で、この差にとても驚きました。
 
 
この日は保育園同様、けん玉制作を行いました。
 
子どもたちは何度も何度も練習して、成功するたびに私の所へ来て、ビサヤ語で「できたー!」と伝えてくれました。
 
私はYesとかGoodとか、簡単な単語しか言えなかったけど、笑顔で目を見て、ジェスチャーをして応じました。
 

言葉は通じなくても、こうして達成感や喜びなど、気持ちを共有できたことがとてもうれしかったです。
 
 
先生と、できるまで何度も練習する子。
 
遊びが発展して紙コップを耳に、玉を口にあてて電話ごっこする子。
 
「早くお父さん、お母さんに見せたい」と、ニコニコしながら私の隣にいる子。
(先生が訳してくれて理解できた)
 
そんな子どもたちの様子を見て、胸がいっぱいになりました。
 
 
3日目
保育園では2日目と言うこともあり、子どもたちから積極的にかかわろうとしてくれました。
 
ジャンプして決めポーズを見せてくれる子。
ぬいぐるみを手渡してくれる子。
膝の上に乗ってくる子。
 

ここが日本じゃないということを忘れてしまうぐらい、たくさん遊びを通してかかわることができました。
 
 
折り紙でつくった紙飛行機を、一緒に作って飛ばしました。
 
楽しくて、お別れの時が寂しかったです。
 
 
幼稚園では折り紙で手裏剣をつくりました。
 
難しくても一生懸命折って、完成したのが嬉しかったようで、私に見せに来てくれました。
 
2日目とは違うクラスだったけど、フレンドリーな子どもたちと一緒に活動ができ、あっという間でした。
 
 
 
まとめ
保育園は3,4才の一学年のみ。
幼稚園は5,6才の一学年のみ。
 
幼稚園は義務教育で、英語(読み、書き、発音)や、算数(掛け算)を習うこと。
お菓子を食べながら活動に取り組むこと。
子どもがピアスやタトゥー、ネックレスをしていること。
 
日本とは異なることなんて、挙げるとキリがないくらいです。
 
 
 
英語はキチンと話せるか。
言葉がけはどうしよう。
 
メソメソ悩んでいた私ですが、そんな心配は必要ありませんでした。
 
言葉が伝わらなくてもともに楽しい時間を過ごせたからです。
 
 
 
子どもたちは私の話す言葉を理解できないし、もちろん私も子どもたちの話す言葉(ビサヤ語)を理解できません。
 
私が保育をする上で大切だと思っていた言葉は、まったく役に立たなかったです。
 
笑顔やゼスチャーがあれば、言葉の壁など関係ありませんでした。
 
 
 
今回のボランティアを通して、言葉に頼らなくても一生懸命に取り組む姿勢、成功した喜び、感動を、その場その場で言葉にしなくても共有できたことに自信を持っていたいです。
 
 
出会った子どもたちのまっすぐな、キラキラしたあの目は忘れられません。
 
希望に満ちた子どもたちとかかわる、素敵な職業である保育者になれるよう、帰国後、また勉強を頑張りたいと心から思いました。
 
 
 
たった5日間の短すぎる滞在でしたが、たくさん肌で感じて学ぶことができました。
 
斉藤さんをはじめ、グローリアセブのスタッフ、幼稚園、保育園の先生、子どもたち、優しく接してくれた街の人たち。
 
かかわってくださったすべての方々に、ありがとうの感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 

2020年1月
 
 

フィリピンの教育ボランティア・インターン募集