地域社会で子どもを育てる
日本では子どもを生み育てることに喜びを感じられる社会を目指して、新たに子ども子育ての支援制度を設計しています。
でも、フィリピンの子育ては国ではなく、親、親せき、そして近所のコミュニティによって行われています。
フィリピン国民の平均年齢は23歳、
日本が46歳ですからこの数字だけ見てもフィリピンにはどれだけ子どもや若い人が多いかを想像できると思います。
ひとつの家族で、だいたい3人から5人の子どもがいるんです。
フィリピンの子どもは決して恵まれた生活環境では育ってはいませんが、みんな強くて明るくて元気です。
子どもの数がとても多い国ですから、フィリピン政府もそれらの支援までは十分に手が回りません。
保育の知識が乏しい母親に健康や食事など基本的な部分で支援が必要なのですが、国に頼ることはできませんので親が何とかするしかありません。
親が手に負えない場合は親せきや近所に住んでいる人々がサポートします。
他人の家の子でも我が子のように面倒を見る。
フィリピンはカトリックの国ですので、助け合い、分かち合いの精神が国民に根付いています。
誰かが困っていれば助ける、食べるものがなければ分け与える。
国には期待をせず自分たちの社会の中で解決しようとしてるんです。
充実したサービスを国に求める日本。
自分と自分の周りのコミュニティが頼りのフィリピン。
こんなところにも両国に大きな違いがあります。
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