フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
圭吾 社会人
グローリアセブのボランティアに参加する前までは、セブの貧困層の暮らしはどういうものなのか、そしてどうやって収入を得ているのだろうかなど、想像の範囲内でしか知ることが出来ませんでした。
ネットなどで調べてみてもピンと来ずのままでした。
そんな時に親がセブのボランティアに参加すると耳にしたので、一緒に同行することにしました。
実際にボランティアに参加し、活動してみて自分の思っていたような暮らしはそこにはありませんでした。
想像以上に貧しい暮らしがそこにあり、胸が痛くなりました。
生活もギリギリ、収入もそこに暮らしている人々に聞けば、想像を絶する金額、しかし私は少し違和感を抱きました。
皆、笑顔なのです。
特に子供たちが。
どうしてこんなにもギリギリの生活をしているのに笑顔でいられるのだろう。
私ならば笑顔を作ることすら出来ないと思います。
ですが、スラムの人たちは笑顔を保っている。とても不思議でした。
私たちは子供に聞きました、幸せなのかどうかを。
すると「幸せです」と言いました。
「どうして?」と聞くと「家族と一緒にいられるから」とそんな会話をしました。
日本の子供たち、大人ですらなかなか家族と一緒にいられてなんて言う人はそう多くないと思います。
そして私たちは食べ物を配給したり、自分たちが持参したお菓子、紙などを子供たちに配りました。
どんなささやかな物でも楽しんでくれ、喜んでくれました。やはり、実際にスラムに来て五感で感じないと生活や収入など分からないものですね。
来る前と来た後では、まったく先入観が違いました。
それに私一人の力ではこの問題に立ち向かえません。
ですが一人一人の力が集まれば、大きく変えることは出来ないかもしれませんが、少しでも貧困の問題が改善されればいいなと思いました。
2017年3月2日~8日
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