小学校インターンシップ 体験談

志野 大学4年

 
小学校での一週間のインターンシップはアッと言う間だった。
日本の小学校と大きく異なる点をたくさん知ることができ貴重な経験になった。
 
 

フィリピンでは英語が公用語のため小学生がどのような英語レベルであるか学ぶことができた。
 

授業やテスト、友人同士の会話も英語で流暢に話をしていた。
英語力の高さに驚いた。
 

セブの現地語のビサヤ語がスペインの影響を受けていてローマ字読みに近いことも英語を習得しやすい理由だと感じた。
 
 
 

次に衝撃を受けたのは学校設備がまだまだ不十分なところ。
フィリピンでは電気代が高いためほとんどの教室の電気やクーラーを付けずに授業を行う。
 

学習に取り組みやすい環境ではないけれどそれを改善するためには多大な費用が掛かり現実的には難しいだろう。
 
 
 

フィリピンの子どもの朝は非常に早い。
毎朝5時に起きて7時から学校が始まり夜は9時頃に就寝する規則正しい生活は、日本の子どもたちも見習うべきと感じた。
 
 

SNSや携帯電話を利用している子がたくさんいることにも驚いた。
また、朝が早いため朝ごはんを授業中に食べるのも良いことも衝撃を受けた。
 

さらにスナックタイムでは毎日お菓子を食べ、昼食のお弁当の中身はお米とお肉のみ。
野菜が足らず栄養不足と感じた。
 
 
 

授業や勉強への意欲はみんな真面目で先生の言うことをしっかり聞けている。
勉強を楽しんでいる様子で非常に良かった。
 

グループ学習でも積極的に発言している生徒の姿が多かった。
さらに日本のJICAによって設置されたコンピューター室ではタイピングに励んでいた。
 
 
 

私は沖縄について授業をしたが反応も良く生徒は楽しんでくれた様子だった。
授業できて本当に良かった。
 
 

子どもたちは日本人と関わることが多いからなのか日本語にとても興味津々で教えがいがあった。
 

子どもたちはとても気が使えるし心優しく素直な子ばかりでフィリピンのフレンドリーでポジティプな国民性を感じられた。
 
 
 

小学校インターンシップの一週間で学ぶことは非常に多かったが、それ以上に様々な現実を見せられた。
しかし、子どもは笑顔で一生懸命学んでいる。
 

いつか社会人になり、一人前の教員になったとき、フィリピンの子どもたちや教育のために貢献したい。

 
 

2018年10月
 
 

 
 
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