小学校インターンシップ 体験談
聖也 大阪大谷大学 3年
私がセブの小学校インターンと、ボランティア活動に参加させて頂いた理由は、3つあります。
一つ目は、私は教員志望で現在の日本の教育では東南アジアにルーツを持つ子供が増えています。
その子達へより良い支援をしてあげることや力強い味方になるためにもどのような生活をしてきたのかということを知りたいと思ったからです。
もう一つは、これまで受けてきた教育の中で貧困等について学んできましたが、それを伝える教員は実際に自分の目で見た上で私達に伝えているのか気になりました。
おそらく、座学等や自分自身で調べたことを伝えているのだろうと思います。
そう考えると、説得力が足りないと感じてしまいました。
そのため、これから教育者になって日本の子供達に貧困等を伝えるためにも、実際に自分の目で見る必要があると思いました。
最後は、自分にとって家族や周りの人達に色々な世界を見せてあげるために、色々な経験をしておかなければならないと思いました。
これらのことから、本ボランティアに参加するに至りました。
私は小学校のインターンシップ2週間、ソーシャルボランティア1週間とたくさん経験させて頂きました。
小学校インターンシップでは、まず私は英語がほとんど聞き取ることができず先生方や子供達とコミュニケーションを取るのに苦戦しました。
しかし、その中でも先生方や子供たちは私を放っておくことなく常にコミュニケーションを取ろうとしてくれました。
この2週間で完璧に言葉を聞き取ることは出来ませんでしたが、大体何を言っているのか感じ取ることができました。
言葉の壁がなくなったのかなと思います。
このインターンシップで感じた事はもう一つあり、それは日本の小学生と変わらないということです。
環境に関しては、宗教の信仰や生活の仕方、恋愛禁止など全く違いますが心は一緒だと感じました。
日々の学校生活の送り方、学級の雰囲気や恋愛面に関して感じ方や行動の仕方が一緒だなと思います。
それを見て何か安心する部分もありましたが、環境が違うということに関して少し複雑に感じてしまう部分もありました。
ソーシャルボランティアに関しては、想像を超えるものがありました。
小学校インターンシップで見てきた子供達も貧困なのかなと感じる部分がありましたが、それとは比べ物にならないくらいの生活をされていました。
川の上で生活していたり、ゴミ山で生活していたり、動画等で見るのと全く違いました。
衛生面に関してもそうだし、スラムの雰囲気というのも違いました。
スラムの雰囲気というと落ち込んだ人たちが、のっそりと暮らしている印象でしたがどこも共通して人生を楽しんでいる様子でした。
家庭訪問の際には「幸せですか?」と質問させて頂きましたが全員共通して「幸せ」という回答でした。
ひょっとすると日本で過ごしている人達よりも人生を楽しんでいるのではないかと思う程でした。
でも、この子たちは今の生活しか知らず、もし日本等の先進国に来た場合どう感じるのかと疑問に思いました。
日本の良さも知ってほしいけれど、その生活で幸せと感じているのならば知らない方が良いのではないかと感じます。
このことに関しては、これからもっと考えていければなと思います。
まとめますと、この約3週間で感じたことは貧富の激しさとフィリピンの方々の優しさでした。
人生の通過点として貴重な経験をさせて頂きました。
2023年2月
公立小学校で教師体験。先生や子どもたちとの交流を通して海外の教育事情が学べる「小学校インターンシップ」の詳細を見てみる
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