菜那 大和大学3年

グローリアセブでの小学校インターンに参加し、数え切れないさまざまなことも学びました。

このインターンシップに参加する目的として、日本の学校教員になるにあたり、 文化の多様性があると考えていたため、実際にフィリピンのセブ島に行き、どのような生活を送っているのかを知りたかったからです。

フィリピンの学校では 日本と異なるさまざまな点がありました。
学校に行くと、子どもたちは笑顔で挨拶をしてくれたり、簡事な日本語でコミュニケーションを積極的に取ってくれたりと、どの子どもたちも優しく出迎えてくれました。

私が日本で教育実習を行った際には、講義が多く生徒との距離を感じていました。

それに比べてフィリピンの子どもたちは、初めから心の距離を感じることなく 積極的にたくさんのことを話しかけてくれました。


また、ままならない英語を話す私に優しくゆっくりと英語を話してくれたり、紙に英語を書いてくれたりと親切な対応で、これからの不がなくなり、とても安心しました。


学校外のフィリピンの人々の様子はとても堂々としていて、自由を大切にしているように感じました。
このようなのびのびとした環境に生まれ育つ子どもたちは誰にでも優しく、広い手を持っているのではないかと考えました。

授業でも日本と大きく異なる点がいくつもありました。
その中でも特に印象的だったことは、日本の教室の構造と授業の形態が異なっていたことです。


日本の小学校では1人ずつに椅子と机があるのに対して、フィリピンの小学校では、椅子と机が決まっていなくて、全員が真ん中に集まって授業を受けていました。
先生が生徒に課題を出し、生徒が協力してワークを進めていることが多く、日本と異なった授業形態が取られていました。

今まで日本の授業しか受けてこなかったため、フィリピンの授業を観察し、良いところや将来、教師になったら取り入れたい工夫などを見つけました。


私はこの小学校インターンシップに参加して、今まで全く知らなかったことや、当たり前だと思っていたことが、他国では当たり前でないことなどに気付き、多様な人々を受け入れようという気持ちが改めて芽生えました。

教師になったら、実際に目で見た光景を忘れず子どもたちに伝え、多様な人々を受け入れられるような子どもを育てていきたいです。

2023年3月

海外の教育スタイルを学ぶ、フィリピン小学校インターンシップ