まひろ 広島文教大学3年
私にとっては初めての海外インターンシップでした。
楽しいこと、大変なこと、いろいろな感情が飛び交う毎日でした。
私がボランティアではなく、グローリアセブのインターンシップに参加しようと思った理由は、ボランティアを通して初めて感じる新しい感情や予想もしていなかった事態を目の当たりにするボランティア生をサポートしたいと思ったからです。
そして、ボランティアに参加した人が感じた衝撃や違和感を大切にしてほしいと思ったからです。
このように思ったのは去年の約半年間のセブ島での語学留学で参加したボランティアがきっかけでした。
親がいなかったり、ドラッグや犯罪に手を染めてしまった親を持つ子供たちに支援をするボランティアに何度か参加しました。
その時の活動でいろいろなことを感じ、自分の中で貧困問題について考える良いきっかけとなりました。
そして、今度は私がそれを伝えたりサポートする番だと感じました。
私も人に語れるほどの知識はありませんが、誰かの経験をより良いものにするお手伝いをすると言うのはとてもやりがいがありました。
毎日新しい発見があるこのボランティア生は、インターン生として彼らの初めてを良いものにする責任があります。
日々、彼らの1週間のボランティアをどのように素敵なものにするかを考え、最善を尽くしました。
このインターンシップには正解の形がありませんでした。
だからこそ、自分の中の正解の形を見つけるのに苦労しました。
正解がないのは、一見自由度が高く安易に感じられると思います。
しかし、自由だからこそ難しいです。
前例を見ることもなく、自分の中のなんとなくで導き出した答えで1週目を迎えました。
それでも1週目から常に気をつけていた事は、ボランティア生と同じ動きをしないと言うことです。
私は貧困地域に行きボランティア活動をしますが、あくまでインターン生として、彼らのボランティアのお手伝い、またはアクティビティーの提案、通訳などです。
もちろん、子どもたちや地域の方々との触れ合いや交流も忘れてはいません。
彼らとの交流をしつつ、ボランティア生の学びのサポートを第一優先することを常に心に留めて行動しました。
また、過去の滞在経験から彼らがより良い生活をセブでできるようにすることも仕事の一つでした。
どのように対応するのが最適か熟考してから行動するのがベストだったかもしれないが、毎週様々な性格、視点を持ったボランティア生と接していくうちに自分の中のインターン生としての正解を少しずつ時間をかけて導き出せた気がします。
私はインターン生として当然のことをしたと思っています。
しかし、その行動に感謝の言葉を掛けてもらった時に、とても自分が誇らしくなりました。
この6週間、失敗したこともあったし、なかなか上手くいかないこともあり最後まで同じ熱量で出来るだろうかと不安になった時もあったが、それでも支えてくれる人たち、「初めて」の体験に関わらせてくれ、色々な顔を見せてくれたボランティア生たち、感謝してくれる人たちがいたことが私にとってとても大きな存在でした。
まるで私の考えや行動が認められているようでとても嬉しく思い、自信へと変化していきました。
私は、将来海外で日本から勇気を出して留学に来た子たちの生活や学びをサポートする仕事をしたいと考えています。
どの国で仕事をするか、どんな職場で働くのかまだ私には何もわからないです。
しかし、何度か留学経験のある私にとって初めての海外でその場所を熟知していて、同じ言語を話せる人はとても頼りになることを知っています。
今回のインターンシップは私の夢の第一ステップでした。
誰かをサポートしたりアドバイスしたりなど、相手を1番に考え行動する力、問題解決する力を学べました。
この6週間、全力で取り組んだ私を誇りに思いたいです。
この経験が自分にとって良いものに自分の力で出来たと心から言うことができます。
最後に、この6週間のインターンシップで私に関わってくださったすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
このインターンシップは決して1人で成功させたわけではありません。
たくさんの人の支えがあり、また、頑張る理由をくれたボランティア生の存在が私をここまで成長させてくれました。
代表の斉藤さんはじめ、フィリピン人スタッフ、もう1人のインターン生、ボランティア生、生活のサポートをしてくださったアパートの皆さん、
そしてこの6週間の間に溢れるほどの笑顔で私を迎えてくれた子供たちの未来が夢と希望に満ち溢れていることを心から願います。
参加期間 2025年2月3月