フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

れみ 常葉大学
 
私はボランティアで貧しい暮らしをしている人たちはどのような環境で生活しているのか、またどのような思いを持っているのかを見たいと思い参加しました。
 
 
1日目の始めに山岳地域の生活を見て、ここは本当に生活しにくい場所なのかと思うほど子ども達も大人も元気でとても笑顔でした。
 
最初に訪問したということもあり、その地域の方の笑顔がとても衝撃でした。
 
でもどこの地域に行ってもみんな笑顔で挨拶してくれました。
 
 
日本では考えられないくらいみんなフレンドリーで、異国から来た私たちをすぐに歓迎してくれたのがとても嬉しかったです。
 
私は人見知りをしてしまうので、それはとてももったいないことだなと思いました。
 
目が合えばニコッと笑って「hello」と言うだけでこんなにも温かい気持ちになるのだなと改めて思いました。
 
 
 
私は訪問先で子供と遊ぶ時あまり英語で会話ができないので話すというよりは走って遊ぶことを主にやって、子供達とコミュニケーションをとりました。
 
言葉が通じなくても子供たちの表情を見ていれば、今が幸せと感じていることに十分気づけました。
日本に帰ったら日本の子供達はどういう表情をしているのか改めて見てみたいと思いました。
 
 
 
3日目は川の上で生活している家の家庭訪問をしたり、ガラスを拾い集めることで収入を得ている地域や、ゴミ山で生活している地域に行きました。
 
 
この日見た光景は一番衝撃でした。
 

海の上で生活している人たちは共用の井戸やトイレを使っていて本当に地域のみんなで一緒に支え合い生活しているのだと思いました。
 
 
ゴミ山は私の想像以上にゴミに囲まれた場所でした。
 
ゴミ山のすぐ近くには立派な家や施設がたくさんあるのに、少し奥に行くとあのような場所になり、またそこには人も暮らしているという貧富の差を一番感じました。
 
 
ゴミ山はハエもたくさん飛んでいるしニオイもきつく野生の動物もたくさんいるのに、そこで楽しそうに遊んでいる子供達を見ると、私たちはこんなにも恵まれた環境にいるのに何をやっているんだろうとすごく考えさせられました。
 
 
 
セブにいる子どもに将来の夢は何と聞くと、教師や警察官と答える子がとても多かったです。
 
その理由は、子供達を助けたいからや家族を助けるためというものが多くてとてもびっくりしました。
 
 
子供の夢といえばサッカー選手やお花屋さんで、理由はかっこいいからとかお花が好きだからということが多いと思うけど、セブの子たちはしっかり将来をみて”誰かのため”ということを一番に考えて夢をみているのにとても感動しました。
 
 
 
私も将来は教師になりたいと思い、教育学部に入り日々勉強しています。
私は教師になりたい気持ちはあるけれど、一年生だから…などと言い訳を重ねてあまり勉強に熱が入っていませんでした。
 
 
でももしあの子達が私と同じ環境で勉強していたらきっとものすごく熱心に取り組むだろうと思ったら、私は環境に甘えているなと思いました。
 
 
私は自分の夢を叶えられる可能性がまだあるので絶対にあの子達の分まで教師になろうと思いました。
教師になってセブのような場所で生活していても、とても幸せそうに暮らしているということを広めたいし、何より今回出会った子達のようなとても輝いている笑顔の子供を増やしていきたいと思いました。
 
 
 
今回参加した日本人の人たちもとても良い刺激をもらえる人が多くて、とても良い思い出になりました。
 
この一週間でたくさんの笑顔と笑い声につつまれてこれが幸せな暮らしなのだと改めて感じました。
 
これから先色んなことがあると思うけれど、今回出会った人たちとの思い出と笑顔を思い出したら私は一人ではないと思えるし、よし頑張ろうという気持ちになれると思います。
 
 
それぐらい今回の体験は私の宝物になりましま。
 
一生忘れずにこれからも前へ進んでいきたいと思います。

 
 
 

2019年2月14日~20日
 
 

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