フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

あかね 常葉大学
 
・グローリアセブに申し込んだ理由
もともと海外ボランティアに興味があり、大学生の長期休みで必ず参加してみようと思っていたから。
 
大学の掲示板にグローリアセブのサイトのURLが記載されており、すぐに活動内容やセブまでの飛行機をチェックした。
その日に親にセブにボランティアに行くと伝え、すぐに申し込みをした。
 
 
サイト内の内容や写真、文章などに惹かれ、「安全な場所であり、英語が話せなくても大丈夫」と書かれており、不安な気持ちは少しもなくグローリアセブに申し込みをさせて頂いた。
 
 
 
・実際にスラム地域を見て
セブに来る前のスラムのイメージは、よくメディアにのっているようにゴミ山にポツンっと痩せ細った小さな少年が怯えているというイメージを持っていた。
 
 
そのため実際にスラムを見たときのギャップにまず一番に驚いた。
 
体つきも痩せ細って栄養失調のような子どもはいなかったし、人間(私達)が食事配給に行った時もスラムの子どもから近寄ってくれて距離感がなかった。
 
スマホを持っている子もいれば、化粧をしている子もいた。
 
 
自分の思っていたほど悲しそうで、不幸だと思って生きている子が誰もいなかった。
 
ゴミ山が一番衝撃だったけど、他のスラム地域より幸せそうに、遊んでいる時が本当に楽しそうだった。
 

あと、私達が車に乗って帰ろうとした時も、走ってずっとバイバイしてくれてあの数分しか会っていないのにすごい量の感謝を表してくれて本当にスラムの子達の人間性に尊敬する部分ばかりだった。
 
 
 
青空教室の生徒やスラムの子もみんな将来の夢を持っていて、その夢を叶えたい理由にも本当に感銘を受けた。
 
自分がその職に就きたい、そうなりたい、ではなく、家族を養うために働きたい、と思っている子ばかりだった。
 
 
日本の子どもの将来の夢の理由は「かっこいいから」「かわいいから」というような自分のための理由でしかない。
それがいけないとは全く思わないけど、そんな幼いころから家族のため、自分以外の人のために自分の夢を決めるということがとても素晴らしいことであり、どこかでさびしい気持ちになった。
 
 
私より年下の子でも、幼児の面倒を見るのが当たり前、自分がお腹がすいていても自分より年下の子から食事を配給されるのが当たり前、そんな光景を見て、現在の自分は、自分を優先に考えるのではなく、家族や友達などを優先に物事を考えられているのか?と改めて考えさせられた。
 
 
学校が終われば掛け持ちしているバイトをこなして一日が終わる。
 
毎日のサイクルに嫌気がさしていて、
「どうしてこんなに働かないといけないのだろうか?」
「私は周りに比べて頑張っている」
「だから家のことは親にやってもらって当たり前」
 
と勝手に自分中心の生活になっていることに気がついておらず、「自分ってかわいそう。全く人生を楽しんでなく幸せなんかじゃない」とこの数年思っていた。
 
 
でもまずその考え方が間違っていたことに気がついた。
母が私のためにしてくれること(お弁当、掃除など)は当たり前なんかじゃないし、バイトを2つやらせてもらっているのも感謝の気持ちを持たなきゃなと思った。
 
 
 
・今回の活動を通して日本に帰ってからの生活に活かすこと
まずは私の周りにいる家族や友達に感謝の気持ちを持つことを忘れず、しっかり感謝の気持ちを相手に伝える。
そして、今まで当たり前だと思って気にしていなかった面に、もっと目を向けて改めてその「当たり前」について「当たり前ではない」と考え直すことが大切。
 
 
今回見た実際のスラムの現状を多くの人に伝え、自分達がどれだけ幸せであるのかということに気づいてもらい、幸せに暮らしてほしい。
 
そして、今ある自分の夢に諦めることなく向かっていってほしいし、私も自分のやりたいこと、なりたい人に向かって周りの視線を気にすることなく進んでいく。
 
 
今回のボランティアだけではなく、国内の小さなボランティア活動や海外ボランティアにもまた積極的に参加して、メディアの知識ではなく、実際に自分の目をではっきりと見た現状を信じるようにする。
 
 

2019年2月14日~20日
 
 

 
 
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