フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

みさき 龍谷大学
 
私は今回初めて海外ボランティアに参加しました。
 
もともと英語は苦手で海外でボランティアをすることに不安はありましたが、子どもたちと接する際に、言葉の壁は全く無いことに気づきました。
 
目を合わせて表情や仕草をしっかり見ていると子どもたちが何を言いたいか分かるときもあり、それがとても嬉しい瞬間でした。
 
 

スラムの子どもたちはいつも笑顔を絶やさず元気いっぱいで十分な生活環境がない中で生きているとは思えないほどでした。
 
また家庭訪問などから、特に私はフィリピンの人たちの考え方や人と人との繋がりに感銘を受けました。
 
 
お金が無いことや苦しい生活をしていることに不満を持ち、悩むのではなく、解決策を考え前向きに生きているところや、家族や友達がいるだけで幸せだと感じられる所はとても素晴らしいと感じました。
 
 
収入の多さと幸せと度合いは比例するものではなく、幸せの価値観はそれぞれ違っておりその人が幸せだと感じていれば幸せで、周りと比べる必要は全くないのだと、当たり前のことに改めて気づくことの出来た一週間となりました。
 
 
 

私は大学で食事の事や栄養学を4年間学びましたが、先進国である日本と、発展途上国の中でも特に今回訪れたような貧困地域では食事の目的が全く違っていることを知りました。
 
日本では生きていくために食事をすることに加えて、健康増進や娯楽、また最近では”食育”という言葉があるように教育にさえ活用されており遠い将来も見据えたもの。
 
今回私が目にした子供たちの食事の光景からは、命を繋いでいくために一時的に空腹を満たすものでしかないように思えました。
 
 
ボランティアに参加してみて、子どもたちと一緒にアクティビティをしたり遊ぶことや、食事配給のお手伝いをすることもボランティアの1つなのだと学ぶことが出来ました。
 
 
日本に帰って4月から子どもたちに主に食育を行う栄養教諭として働く中で日本に生まれて当たり前のように学校に通って給食が食べられていることがどれだけ恵まれていることなのか、また世界には十分な食事を与えられずに亡くなってしまう子どもが多くいること、実際に私がスラムに行って五感で感じたことすべてを子供に伝えていきたいと思います。
 
 
実際に活動したのは4日間と非常に短い期間でしたが自分自身の価値観や考え方も大きく変わり、成長できたと思うのでこのボランティアに参加できて本当に良かったです。
 
 
2019年3月7日~13日
 
 

 
 
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