フィリピンの子どもたち
フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

大真 京都花園大学 1年

 

まずはじめに、フィリピンのボランティアに参加して良かったと思いました。

 

私は高校から今年の2月まで部活動で新体操をしていました。
 
なので、部活を続けながらこのようにボランティアで長期間休むことが難しく、このボランティアのための資金をバイトして貯める必要もあり、このまま部活動を続けるか、セブに来るかとても悩んでいた時期もありました。

 

 

その時に、たまたま見たのがマリリン・モンローの「どんな時も自分を信じる」という言葉です。
 
その時には、なんで自分は生きているのだろうと悩んでいた時期でもありました。

 

 

自分の人生ですが自分だけの人生ではないので、私の判断だけで部活を辞めるということを決めることが出来ず、1か月ほど周りの先輩や同期、先生や親などに相談していました。

 

 

その間は、人生で一番といっていいほどつらい時期でしたが、先ほどの「どんな時でも自分を信じる」という言葉に助けられました。
 
しかし部活動を辞めた後でも、自分の判断は正しかったのだろうかと思う時がありました。

 

 

でも、この1週間のセブでのボランティアを終えて考えてみると、周りには迷惑をかけているかもしれませんが、自分はこの判断が出来て良かったと思えました。

 

 

私がこのボランティアに参加させて頂いた理由はいくつかありますが、その中のひとつに、フィリピン人は幸せなのかという疑問がありました。

 

このように思うようになったきっかけに、母親に「日本人は金銭的には裕福だが、貧しいと言われている国の方が心は裕福だ。」と言われたことがあります。
 
しかし、その時に私は何を言っているのかいまいち分かりませんでした。

 

 

これまで私は、人生にはお金が全てで、お金があれば幸せだと考えたからだと思います。

 

しかし、3日目に行った集落で質問する機会があった時に、2件目の家で、「毎日が幸せなのか」という質問に対して、全員が「毎日幸せ」と言っていて驚きました。
 
確かにこれまでの活動で子どもたちを見ていても皆とても楽しそうで笑顔でした。

 

この時にやっと親の言っていたことが理解できました。

 

 

 

このボランティアで幸せなのかどうかを自分の目で見て確かめようと思っていたのに、何が幸せか分からなくなりました。
 
幸せとは何なのかを答えられるようになるのが、今の人生の課題だと感じました。
 
 
2017年3月9日~15日
 
 

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