フィリピン セブのゴミ山の子ども

フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

史織 上智大学 1年
 

私がこのフィリピンのセブ島ボランティアに参加した理由は2つあります。
1つ目は、元々、貧困問題や児童労働に興味があったからです。
 
学校の授業で労働に従事されている子どもたちの様子や、学びたくても学校に行けない子どもたちの様子を先生が教えて下さっています。
 
その時、私は自分が今どれだけ恵まれている環境にいるのか、私が子どもたちに何をしてあげられるのかを考えました。
 
そして実際に子供たちの様子を自分の目で確かめたいと思うようになりました。
 
 
2つ目にフィリピンは第二言語として英語を使っているからです。
私は小さい頃から英語にふれる機会が多かったので多少英語が話せます。
 
なので子どもたちとそのお母さんとコミュニケーションを英語でとれるのではないかと考えました。
 

実際に英語で色々な質問を聞けることが出来ました。
 
 
ソーシャルボランティア活動を通して様々なことを学ぶことが出来ました。
 
私は今までスラム街と聞くともっと暗かったり、怖かったり、マイナスなイメージしかわいてきませんでした。
 
しかし、実際人は皆明るかったし、楽しそうでお金は十分に持っていなくとも幸せそうでなんだか私が元気づけられているように思いました。
 
この人たちの様子を日本に帰って友達や家族にシェアしたいと思います。
 
 
このボランティア中で一番衝撃的だったのがゴミ山でのボランティアでした。
 
まさかあんなにゴミがあるとは信じられなかったし、あんなたくさんのゴミ周辺に家を建てて生活しているなんて、ショックを受けました。
 
しかし、その中でも音楽を流して歌っている人や走り回っている子どもたちがいたり、すごいという言葉しか出ませんでした。
 
 
フィリピンの2020年までにスラム街を無くそうキャンペーンに憤りを感じました。
 
ただ単に景観を良くするために今スラムに住んでいる人のことを考えないで実行している…。
とても腹が立ちました。
 
 
ゴミ山のある女の子にここを去るのはどんな気持ちでいるの?と聞いたところ、寂しいと言っていました。
 
しかし、私がフィリピンの政策に怒りを感じても何もすることが出来ません。
 
今、私に出来ることは日本に帰り、今回のフィリピンセブ島でのボランティアで学んだことを家族や友達に伝えることだと思います。
 
 
たくさん学ぶことが出来ました。
 
一生忘れません。
 
2017年3月16日~22日
 
 

 
 
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