スラムの子ども
フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

祐輔 大東文化大学 3年

 

1週間、毎日が新鮮で、海外ボランティアでしか感じることのできない日々を過ごすことができました。

 

 

スラム街でも海の上に家を建てている人達や、政府に移動指令を出されて山の方で暮らしている人で分かれているなんて思いませんでした。

中には日曜日に行ったゴミ山で暮らす人達もいましたが、子ども達や住民はどこでも笑顔だったのが印象的でした。

 

 

このセブ ソーシャルボランティアでは子ども達に向けてだったので私も精一杯子ども達が喜んでくれるような工夫を日に日にしていきました。

 

 

最終日まで考えが変わらなかったことは、子どもは愛情不足なのかということです。

 

子どもは愛情表現の一種として抱っこやおんぶを要求するので、毎回スラム街を訪問しては子ども達に抱っこ等を頼まれたりした為、小さな頃から働かされている子どもは親からの愛情をもらわずに生きてきたんだなと感じました。

 

 

 

家庭訪問をした際に家賃や仕事、月給、食費などの質問をしました。

まず、月給が8,000ペソと聞いてどのようにしてこの少ない給料で生きていけるのかと思いました。

 

更に、8,000ペソのうち約6,000ペソが食費と聞いて、本当にスラム街の人達は食べる事で精一杯なんだなと思いました。

 

 

 

海の近くのスラム街を訪問した時、子どもが飴の袋とビンのふたを使って足羽根つきみたいなものをしていて、遊ぶおもちゃも買ってもらえないんだなと悲しい気持ちになりました。

 

 

しかし、海のスラム街に限らず、子ども達と話しているとどの子も家族の話をしてくれていたので、愛情はもらっていなくてもやっぱり家族は大切なんだなと思いました。

 

 

 

今回2回目のセブでしたが、前回では感じえら得なかったことを得ることができてよかったです。

私の今の日本での生活がどれだけ幸せなことなのかが分かった1週間でした。

 

2017年8月17日~23日