フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
壮太 明治大学2年
フィリピンに来て、1番印象的だったのが、国民の優しさです。
家庭訪問の時に、幸せな時間はいつかと聞いたら、みんな家族や友達といる時と答えたり、子供たち自身の服が汚れていても、気にせずに遊んでいるのに、ボランティアに来た日本人の服やカバンが汚れると、それに気づいて服を拭いてくれたり、写真を撮ろうとした時に、自我が強い子供たちも年下の子を優先してあげていたり、子供たちの優しさを1週間で何度も見ました。
将来の夢をしっかり持っているのも日本人との違いを感じました。
日本人は、まだ夢が決まっていない人や、恥ずかしくて人に言えないという人がたくさんいると思います。
しかし、セブ島の子供たちは、自己紹介でみんな自分の夢を言っていて、質問した時も答えてくれました。
それは、夢を恥ずかしがらずに言える周りの環境も関係していると思いました。
生活環境が良いとは言えない中でも、子供たちは活き活きしていて、表情もとても明るかったです。
それは、人を思いやる気持ちや、愛を持って毎日を楽しく必死に生きているからだと感じました。
セブ島の人たちは、ビザヤ語という言語があるにもかかわらず、ほとんどの人が英語を話せました。
それは、職を見つけるためだと聞き、仕事を得る大変さを感じました。
しかし、学ぶことすら出来ない子供たちもいるというのが現状で、日本がいかに恵まれているのかを実感しました。
この1週間で旅行では味わえないような感情や知識を得ることが出来ました。
また、一緒に活動したボランティア生と振り返りをしたことで、ひとりでは感じ取れなかったことも学べました。
不自由なく暮らせる環境のありがたさを忘れずに、毎日を楽しく必死に生きていきたいと思いました。
2023年2月
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