フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

太陽 大阪大学2年

グローリアセブのボランティアに参加して、最も衝撃を受けたのは日曜の午後に訪れたゴミ山でした。

sakoと呼ばれる装を売って生計を立てている彼らの生活状況は予想を遥かに超えるものでした。

また、家庭訪問の際の彼らの回答も印象に残っており、「いつ幸福を感じるか?」という問いに対して、「家族と居る時だ。」と答えた子供が複数いたことや、「お金より家族が大事だ。」と答えた青年もいて、普段我々が当たり前と感じている家族の存在の大切さを彼らから教えてもらいました。

彼らのような生活環境の中でも笑顔で生活している姿が素敵だと伝えると、「we smile away our problems!」と答えてくれたのが印象的でした。

他にも洗面器のような小さなバケツをトイレにしたり、風呂は家の外で浴びたり、家が大雨の時には腰の高さまで浸水したり、多くの問題を抱えている家庭を目の当たりにして、普段の生活で自分自身が抱えている悩みがいかにちっぽけで、自分がいかに恵まれているかを感じました。

1週間の活動を通して、家庭訪問は非常に良い活動だと感じました。

このような機会は他にないし、1週間という短い期間で自分たちがフォーカスすべきことは、助けるよりも学び、今後の持続的な支援に繋げるということであるからだと思うからです。

今後につなげるべき活動としては、子供たちの口内環境のために、歯磨きやレクチャーや、歯磨き粉の給付などが出来るのではないかと感じました。

子供、また大人たちの歯を見ると、かなりのダメージを受けていると感じ、歯は心臓の病気や感染病を引き起こす可能性があるからです。

ジュースなどの甘いものを与えるだけではなく、その後の歯磨きやゴミの回収まで行えると、より意味のある支援が出来ると感じました。

2023年2月

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