フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
明日香 長崎女子体育大学 1年
私は中学生の頃から貧困問題に興味があり、いつか貧困で困っている地域に行って現状を見てみたい、貧困で困っている人をなくしたいと思っていました。
学校でSDGsに関する授業があったり、新聞やテレビでSDGsについて見かける機会が増えたりして、私も積極的に取り組みたいと思いましたが貧困について知らない、分からないことが多くまずは現状を知りたいと思い、グローリアセブのボランティアに参加しました。
実際にボランティアに参加し貧困の子供たちと関わってみて、貧困だからといってずっと辛く悲しい顔をしているわけでも、ずっと笑っているわけでもなく、私達と同じように泣いたり笑ったり怒ったりするということを確認することができました。
このように、貧困の子供達と貧困ではない私達は同じように感情を持ち考え表現するのに、能力などでもなく産まれた時の場所や環境などによって無限の可能性が失われてしまうのはとてももったいなく、そんな社会は間違っていると私は思います。
可能性を広げるために子供達に教育、特に学校教育が必要であり、そのためにはお金が必要です。
お金は寄付金も良いが、親の収入が増え安定することが一番であり、そのためには多くの仕事が必要となることが考えられます。
また、感染症などで急に亡くなることなく安全に暮らすために、衛生面や住む環境を整える必要もあると思いました。
教育は、将来どのように役に立つのかということを小さい学年の頃から伝え続けると良いと思います。
衛生面や住む環境を整えるためには子供もですが、大人に何が悪くどんなリスクがあるのか、どのように改善すれば良いのかを説明すると良いと思います。
フィリピンの貧困の問題をたくさん見つけることができましたが、逆にフィリピンの貧困の良い所、日本が学び見習うべきだと思ったこともあります。
まずは、フレンドリーなところです。
日本では知らない人とすれ違った時に笑顔で挨拶することはあまりなく、手を振ることはほとんどないです。
ですが、常に笑顔でいることは自分も毎日を楽しく過ごすことができ、笑顔で挨拶をされた側もあまり嫌な気持ちになる事はないと思います。
また、家族をとても大切に思うところもとても良いと思いました。
貧困を世界からなくすことはとても大変で時間のかかることだと思いますが、まずはこのボランティアで見て知ることができた現状をより多くに人にシェアし、私に出来ることを考え積極的に取り組み続けようと思います。
2023年2月
▹子どもたちと交流する「春休み・夏休みソーシャルボランティア」を見てみる