李帆 保育士

中学の時に社会の授業で、ゴミ山で暮らすマニカちゃんの動画を見て、貧困問題について興味を持った。

ただその時は、かわいそう、同じ世界に子どもの時から働かされる子もいるんだと言う驚きの気持ちだけがあった。

実際にゴミ山に行ってみると、ゴミの量は想像をはるかに超えていた。

また、ゴミ山は政府が指定したゴミ捨て場でゴミが次々と運ばれていく現状に衝撃を受けた。

しかし、そこにいる子ども達はすごく明るく、元気いっぱいで想像とは違った。

一緒にスイカ割りや爆弾ゲーム、バレーをして遊んだ。楽しませたいと思ってやっていたが、私自身の方が楽しませてもらっていた。

子どもたちは普通に学校に行ったり、家もあり、テレビで見た情報が全て正しいのでは無いと思った。

話していてもとても明るく将来の夢を堂々と語る姿はかっこよかった。また、目の前のことに一生懸命で、全力で楽しんでいた。

1週間のボランティアを通して、以前の自分は貧しい生活をしているから、幸せじゃないと勝手に決めつけていたなと気づいた。

どこに住んでいても、幸せか幸せじゃ無いかは自分で決めることであって、他人が決めることでは無いと思った。

また家族の存在をとても大切にしている事が印象的だった。

家族といるから毎日が幸せだと子どもながらに語る姿に心を動かされた。安全な家があることや、学校に行ける事、そのような日本での当たり前の事が、彼らにとっての夢であり、幸せな事だと分かった。

このボランティアで感じた事、学んだ事などを家族や友達にも伝えて行きたい。

多くの人が貧困問題に関心を持つ事で、未来が明るくなると信じて、自分にできることを探していきたい。

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