怜生 東京農業大学3年

グローリアセブのボランティアに参加した理由は、私の家庭は裕福とまではいかないけど、十分に遊んで暮らせる位の環境で育ってきて、生活が苦しいと思ったことがなく、授業やネットなどで貧困地域の子供たちはどのような生活をしているのかを自分の目で見たくて参加を決めた。

私自身はじめての海外で言葉が通じるか心配だったけど、知っている限りの単語やジェスチャー、表情などを使って何とかコミュニケーションを取ることができた。

貧困地域であるスラム街の子供たちと遊んだり、現地の親に質問したりして、そこでのリアルな暮らしを知ることができた。

貧困地域にいると言う引け目と言うのは全く感じられず、常に明るく親切で元気でとても可愛かった。

子供たちに今幸せか聞いたら幸せと即答して何故かと聞くと、家族と過ごせて勉強できているからと答えていたり親にとっての幸せは何かと質問すると、子供の幸せは大人の幸せと言ったりいた。

日本ではあまりないであろう答えで、日本人は恥ずかしがり屋で、今の生活が当たり前になりすぎているからだと思うけど、貧困地域の方々は自分たちからすると当たり前ではない。

日常で日々の生活に感謝しているからストレートな気持ちになれるのではないかと思った自分たちが小さい頃は、スマホがなくても公園など外で楽しく遊んでいたが、今日本の街中でスマホを見ながら歩いている子供もよく見かける。

今回一緒に触れ合い遊んでとても懐かしい気持ちになった。

フィリピンはこれから経済が発展していくと、スマホももっと普及していくだろうけど、便利な道具ではあるが、今回のように無邪気で遊ぶ事は忘れないでいて欲しいと思った。

フィリピンのボランティアで日本では絶対にできない経験をしてとても濃くて楽しい1週間で自分の今後の人生において大きな財産となった。

いつかまたフィリピンに遊びに行きたいし、機会があればボランティアにも参加したい。

2024年3月

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