雪妙 目白大学2年
私は初めて海外ボランティア活動に参加し、今まで自分の持っていた価値感や経験が、どれ程恵まれていたものだったのかを実感することができました。
その最も大きな要因は、貧国地域での生活を実際に日で見て触れ合ったことです。
予備知識としてフィリピンの貧困状態や環境を頭では理解していたつもりでしたが、日本にいる時には想像することのできなかったゴミ山の高さ、墓地スラムでの衛生環境、川の上のスラムの汚染された川の状態や悪臭に圧倒されてしまいました。
今回行ったどのボランティア先でも日本で生まれ育った「当たり前」がどれはと幸せなことであったのか、フィリピンセブの貧困問題の大きさを感じました。
各ボランティアを通して感じたことは大きく分けて3つあります。
1つ目はゴミに対する意識です。
どこのスラムでも基本的にゴミ箱というものはなく、その場の地面に捨てるか一定の場所に山のように積み重なっていくかのどちらかのように見受けケれました。
そのせいで虫が過剰に集まっていたり、川の汚染につながってしまうと感じました。
各国によっても清潔の度合いは違うかもしれませんが、将来の環境や衛生面を考え、改告すべき点だと思いました。
2つ目は子どもたちについてです。
ファリピンの人々と実際に関わる中で親しみやすさや人情的な部分を大きく感じました。
その中で特に子供たちは常に私たちに笑顔を向け、無邪気に遊び、元気を与えてくれました。
日本の子供たちと比べゆとりのある安定した暮しをしているとは言い切れませんか、どこか日本の子供たちよりも幸せそう、と感じました。
これは斉藤さんが最後にも言っていたように、 「当たり前」に常に感謝し、生活の中での幸せを自分たちで見つける力を持っているからだと感じました。
3つ目は、生活の中に古くからあるものと新しいものが共存していた点です。
街の中を見ても古い建物である中で新しく建てられたものもその間にいくつかあったのを見ました。
また家の中では洗濯は手洗いであったり、建物が木造であったり、冷蔵庫やエアコンが無いことに対し、連絡手段や移動手段としてスマートフォンやバイクをどの家庭でも持っていることにギャップを感じました。
最新のものに頼っていない部分が特に仕事 としてなり立っているのではないかと考きたことと同時に最新のものにとんどん変化していく日本とは違う生活を感じました。
私が実際に貧困地域に行って、今まで持っていたイメージが変わったように、メティアの過剰な情報や偏りのある情報によって、貧困に対して偏見を持っている人が多いと思うので、日本に帰り正確にフィリピンの貧困問題を知ってもらえるよう、小さなことかで取り組んでいきたいと考えました。
2024年3月
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