あすな 関西大学2年
この長く短い1週間を過ごしたのは初めてでした。
これまでの大学での学びやメディアでスラムのことを知っているものだと思っていました。
あたりまえだけど、私たちの日常と彼らの日常は異なり、簡単に良い悪いでまとめられるものではありませんでした。
墓地で出会った子どもたちみんなすごくパワフルで,元気がありあまっていました。
私は6着ほど、服をもっていったのですが、中には取り合いもありました。
生活環境もそうですが、そういった小さな事でも感覚的にスラムの内情を知れがします。
たった一日、墓地のスラムだけを見学してたら、きっと私は「スラム=ひどい環境、かわいそう、不幸せ」と、それだけの印象を抱いていたと思います。
この7日間で、その印象はもちろんなくなったし、むしろそもそも幸せって何だろうと、その定義付けからわからなくなってしまいました。
この7日間で幸せとは何なのか私なりに見つけてみた答えは、幸せなる=作るものではなく、見つけるものだということ。
スラムの彼らは、私たちが訪れること、遊ぶこと、家族とすごせる時に幸せを感じてました。
対して私は今あるものより今ないものに目を向けて悲観する毎日でした。
幸せの度数を見つける力で判断するのならば、私より彼らのほうかよっぽど幸せだと私は思えます。
お金かないだとか、時間がないだとか思えば甘えてばかりの言葉たちで私の日常はあふれています。
今回たくさんの人と出会い、たくさんの時間を共に過ごし、この1週間ムダなものが一つもなかったです。
いかに今までの人生にムダがあったのか、この20年間でいくつの時間や、出会いをムダにしたんだろうと、後悔の気持ちでいっぱいです。
同じ1週間を過ごした仲間、インターン生の方は、本当に人生について、世界について深く考えていて、たくさんの気づきを与えてくれました。
子供達だけでなくそういった出会いにも感謝だし、この機会を与えてくれたグローリアセブの斉藤さんにも感謝しています。
毎日毎日、こんなにへとへとにつかれて、自分自身を見つめなおし、助け合いが広がり、感情も体にとってもいい意味でへとへとです。
この1週間をムダに殺すも生やすも、私のこれからの生き方にかかっています。
今一度私の命の重みを感じています。
世の中をより良く変えるなんて馬鹿げた大きな事だけど、私は本気でどんな小さなことからでも、その目標に向かってがむしゃらに、今を大事に生きることにしようと思います。
今回出会ったすべての人の笑顔が守れますように。
2025.03.05
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