ゆい 長崎外国語大学4年

ボランティアの参加は私にとってすごく意味のあるものでした。

私は高校の時に国際問題に興味があり、自分で調べたり勉強したりしていました。

貧困問題について興味を持って意欲的に勉強していました。

しかし書類の中で見る貧困は非日常的で心のどこかで「あくまで堀の中の世界、かわいそう、私がなんとかしてあげたい」と思っていました。

 

大学生になっても国際問題への思いは変わらず、何度もボランティアに参加しようと試みました。

でもバケーション感覚でそう言った貧困に苦しむ人々と関わっていないのか、豊かな日本という安全地帯から貧困の方々の暮らしを拝見することをその人たちはどう思うのか、そう言ったボランティアという形が自分的に納得できず、4年間悩んだ末、「とりあえず行動してみて、自分で体験してから考えよう」と思い、グローリアセブのボランティアに参加させていただきました。

 

結論から言うと、ここにきて皆さんとボランティアに参加できて本当に良かったです。

実際にスラム街を見た時は、想像していたよりも衛生状態が良くありませんでした。

初めに墓地で子どもたちを見た時も「何で私より幼い子どもたちがこんなところで?」と胸が痛みました。

今思えば、その子達をまだ可哀想な存在だと思っていたからです。

しかし、ボランティアが終わった今、子どもたちのことを可哀想だとは思いません。

確かに、一般的に考えて生活水準は私よりも低く、知識などは乏しいかもしれません。

しかし、そんな彼らから私に生きていく上で大切なことを本当に学びました。

彼らは自分たちを幸せで満たす方法を知っています。

彼らは当たり前の大切さを教えてくれました。

私よりもずっとまっすぐで強くて、純粋な彼は私よりもずっと心が豊かでした。

 

この1週間、私は自分の無力さを何度も感じました。

ものを与えたり情報を与えたりするのも簡単だけど、それ以上の教育が支援をしてあげることができないボランティアの難しさも感じました。

今回のボランティアを通して私は「幸せとは何か)について考え、自分の将来について見直すことができました。

また同じトピックに興味があり、一緒に語ることのできる素敵な仲間にも出会えました。

今私は充実感、意欲、将来への希望で満たされています。

動画で見るよりもずっと自分の心に刺さる貴重な体験ができました。

帰国後も引き続き国際問題やSDGs、英語学習に力を注いで、いつか絶対に戻ってきたいです。

2025.03.19

 

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