フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
Yurika 19歳 大学生
グローリアセブのフィリピンボランティアを通してまず感じたことは、子ども達がみんな元気で笑顔に溢れているということでした。
私がセブに来る前の貧困層の人々のイメージは、お金がなく苦しいというものでした。
しかしここに来て実際に自分の目で見ることで、人々は貧困の中での楽しみを見つけ日々の生活を送っているように思えました。
活動1日目に行ったロレガはとても印象的でした。
次々と子ども達が集まってきて、”What’s your name?”と話しかけてくれました。
はじめてスラムと呼ばれる地域に行ったのですが、予想以上に広く所々に売店のようなものもあり、持っていたイメージと少し違いました。
その後体験した内職は、100個で9ペソにしかならないと聞いて、これでお金を稼ぐのは大変な苦労だと思いました。
また、父親はあまり働かず母親ばかり働いているということも初めて知りました。
2日目にはロレガと青空教室、山の集落に行きました。
ストリートチルドレンの青空教室では、彼らの元気さに圧倒されてしまいました。
ストリートチルドレンには2種類いて、グローリアセブの奨学生は親も家もあるのだということを初めて知りました。
最初にキーホルダーを買わないかと言われたときは少し驚きましたが、青空教室ではみんな楽しそうに歌を歌ったりゲームをしたりしていて、こちらまで笑顔になってしまいました。
私はペアになった女の子と仲良くなったのですが、来週も来てくれるよね?と言われて、もう会えないと思うととても寂しかったです。
みんなもらったノートとペンを大事そうに持って帰って行ったのが印象的でした。
親がいるといっても、家には帰れず子どもだけで過ごしていると思うと心が痛みました。
だからこそ、週一度の青空教室を楽しみにしているのではないかと思いました。
3日目は春巻き作りと川の上にできたスラム、ゴミ山へ行きました。
川の上にできたスラムは足場も悪く悪臭もしたので、かなり危険なのではないかと感じました。
グローリアセブが支援している奨学生の家を訪問して話を聞き、彼女の夢やほしいものについて聞けたのは良い機会でした。
7人兄弟がいると言っていたので、彼女も兄弟の中から”選ばれた”子なのかな、と少し思いました。
次に行ったゴミ山は、正直なところ想像以上の環境でした。
ゴミなのでもちろん悪臭もするし、そこに一日中いると考えると身体に悪影響がないとは思えませんでした。
しかしそこの子ども達もとてもパワフルでした。
日本語や折り紙を教えてあげたり、タガログ語を教えてもらったりしました。
別れ際に”I miss you”は「また会いましょう」と言うんだよ、というと、ずっと「また会いましょう」と言ってくれて嬉しかったです。
セブ島のソーシャルボランティアを通してフィリピンの貧困層の現状を自分の目で見て、そしてたくさんの子ども達と触れ合うことができました。
貧困の現実を目の当たりにしたショックもありましたが、それ以上に幸せそうな子ども達の笑顔を見て、この子達のためにもっと自分にできることをしてあげたいという思いが強くなりました。
ささいなことで幸せを感じなくなっている自分に気づき、もっと日々の生活に感謝しようと思えました。
そして自分がそのような立場にいるからこそ、今回私たちが会ってきたような子達にもっと教育を受けさせてあげるなどの手伝いがしたいと思いました。
今回セブのボランティアに参加したことで支援ができているとは思いませんが、実際に足を運んで知れたことは大きいと思います。
日本に帰って、周りの人に伝えることから始めていきたいと思いました。
2016年8月4日~10日
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