フィリピン ソーシャルボランティア体験談

知穂 19歳 大学生

 

セブに来るのも、ボランティアに参加するのも、私にとって今回が初めてでした。
そのため、この一週間毎日が新鮮で一日一日すごく充実した時間を過ごすことができました。

 

 

まず、このボランティアに参加して、本当にたくさんのものを直接自分の目で見て、経験して、多くのことを吸収できたと思っています。
 
初日と2日目のロレガでは、私が今まで抱いていたスラムのイメージが、大きく変わりました。
スラムというと、何だかどんよりして人々も暗いイメージだったけれど、ロレガの住民たちはとても気さくで、明るく、子供達も人懐っこくて、生活環境の悪さを忘れてしまいそうになるくらい楽しい場所でした。

 

 

初日、牧師のデービスの話にも心を打たれました。
 
「本当はこの場所に帰ってきたくはなかったけど、自分が助けないと、彼らが犯罪者になってしまうかもしれないから」というデービスの思いを聞いて、泣きそうになりました。
 
ハンギングライス作りでは、子供達に感心させられることばかりでした。
 

 
ロレガで一番心に残っているのは、みんなで一緒にダンスを踊った事です。踊っている時本当に本当に楽しくて幸せな思い出いっぱいになって、再び泣きそうになりました。

 

 

活動3日目のゴミ山は、とても衝撃的でした。
 
あんなに大量で、異臭を放っているゴミのすぐ隣でふつうに生活をして、遊んでいる人がいて、その上、そのゴミが彼らの生活の一部となっているというのが、なんだかすごく不思議で、何ともいえない気持ちになりました。
 
でもここでもまた子供達は本当に無邪気でかわいくて、どんな環境でも子供達は変わらないんだなと感じました。
 

 
また、驚かされたのは、子供達の優しさです。
ロレガでも、山の集落でも、私の席を用意しておいてくれたり、暑そうにしているとあおぐものを貸してくれたり、本当に子供達は優しかったです。
 
 

今回のフィリピン ソーシャルボランティアでは、実際に来てみなければわからない発見が思い出せないほどありました。
そして、この活動に参加した同じ興味や関心を持った仲間に会って話せたということも私にとってすごく良い経験で、刺激をたくさんもらいました。
 
 

この経験を通じて「自分には何ができるのか」と深く考えさせられたこの気持ちを何らかの形で、行動につなげていけたらいいなと思っています。
本当に一週間、このボランティアに参加できたことをうれしく思います。
 
 

2015年8月20日~26日
 
 
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