フィリピン ソーシャルボランティア体験談

未夢 19歳 大学生

 
今回このような機会を与えてくださったグローリアセブさん、本当に有難うございました。

そしてセブ島で関わった全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

 
 
今回のフィリピンでのボランティア活動を通して私の中で何かが変わった気がします。
 
 

私が世界の子供たちに興味を持ち始めたのは、小学校の時に放送されていた「もしも世界が100人の村だったら」と言う番組がきっかけでした。
 
そこで映し出された世界中の子供たちの姿は、幼い私にとって衝撃的なものでした。
 
 

ゴミ山で生活する子どもや、10代前半で妊娠し、ストリートで暮らす少女…今回のボランティアへの参加はそんな世界の現状を自分の目で見て、知り、少しでも力になりたい、という思いからでした。
 
 

実際に現場を訪れるとテレビで見ていたよりもリアルに、その現場が目に飛び込んできて分かってるつもりではいたものの、複雑な感情がこみ上がりました。
 

 

今、改めて考えると、ボランティア活動を行う前は、心のどこかでボランティアをするということ自体に満足している自分がいたと思います。

 

でも実際に現地の子供たちやストリートチルドレン、貧困層の人たちの生活を目の当たりにし、一緒に遊んだり話を聞いたりしていく中で、ボランティアは子供たちやその家族のためにあるもので、終わりがないものなんだという事を再確認しました。
 

 

今でも私の心に残っているのはサントニーニョ教会に訪れた際、お金を求めてきた小さな男の子の姿です。

何もしてあげられない自分の無力さと、こんな小さな子が…と言う悲しさと、いろんな感情が混ざって思わず涙が出ました。

 

 

それとは反対にとても印象に残っているのは、子供たちの無邪気な笑顔です。

子供たちの笑顔と可愛さは世界共通で、周りを明るくし優しい雰囲気にさせるものだと思います。

そしてこの笑顔を守っていくためには、この現状を伝えるだけではなく、私たち一人一人が、目的に向かって行動していかなければならないはずです。

 

一人のために道はできなくても、皆が歩めば道になる。そのためにまずは、自分自身ができることに最善を尽くしていきたいです。

 
 

私はまた絶対にフィリピンに訪れます。
 
少しでも子供たちの笑顔が輝くように…その時はまたよろしくお願いします。
 
 

2015年2月13日~19日
 
 
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