セブ島のストリートチルドレンの生活と本当の理由

フィリピンのストリートチルドレンは貧困社会の被害者

フィリピンのストリートチルドレン
なぜストリートチルドレンになったの?
 
子どもたちはどんな生活を送っているのか
 
 
最貧困層と呼ばれるフィリピン セブのストリートチルドレンの実情と、ストリートチルドレンになった本当の理由をセブで活動しているボランティア団体がレポート。
 
 
フィリピンには裕福層、貧困層、そして最貧困層の3つの層があり中間層と言われる人たちはほとんどいません。
その中で最貧困層とはどのような人たちでしょうか。
 
 
 
例えば、孤児院の子供たちはかわいそう、と考えている方も多いと思います。
 
実は彼らは教会の支援によって衣食住が保障され、不自由のない生活を送ることができているんです。
 
 

本当に貧困生活を強いられているのは、路上で寝泊まりしながらモノ売りやモノ乞いをしているストリートチルドレン。
 
彼らはどこからも支援を受けられず、毎日の食べるものにも困る生活を送っています。

 

なぜストリートチルドレンになったのか

フィリピンの貧困層の家庭には子どもがたくさんいます。
 
自分の子どもの中からひとりでも優秀な子が出て、将来自分たちを助けてくれれば、と考えている親が多いから。
 
 

優秀だと思う子どもがいたら親はお金も時間もすべてその子に投資し、他の子どもの面倒はおろそかになります。
 
学校に行かせることもしない母親も。
 
 
収入が限られているので全員をまっとうに育て上げることができないからです。
 
 
 
親から認められた子は学校に通わせてもらえますが、他の子どもは親の仕事を手伝いながら今日のごはん代を稼がなければなりません。
 
 

半ば育児放棄をされてしまった子どもは労働者として扱われるか、家を出て知り合いのところに身を寄せるか、または路上での生活をはじめる。
 
どのケースもストリートチルドレンです。
 
フィリピンのストリートチルドレン

育児放棄された子どもが生きていくために

親から育児放棄された子どもは路上に溜まり、同じ境遇の子とグループをつくります。
 
お腹を空かせた子どもは食べて行くために何でもしなくてはなりません。

 

そこに悪い大人が目を付け、子供にスリの手口など教え犯罪をさせます。
 
 
シンナーやタバコを吸っている10歳前後の子どもが、路上で歩行者を取り囲みカバンやポケットの中から財布やスマホを盗み取り、その代償として悪い大人から食事が渡されます。
 
 
 
犯罪を犯すストリートチルドレンから狙われやすいのは、セブの生活に多少慣れてきた韓国人や日本人の語学留学生。
そして現地在住の外国人。
 
 
はじめは物乞いをする態度で寄ってきて、そのうちに集団で囲みスリをします。
ターゲットや手口を教えているのは大人。
 
 

犯罪者は大人、ストリートチルドレンと化した子どもは食べていくためにしかたなくやらされているストリートチルドレンは社会の犠牲者です。

 

社会のルールは守るモノ売りの子どもたち

セブで一番有名な観光地と言えばサントニーニョ教会がまず上がります。
 
今から400年ほど前に、あの有名なマゼランが上陸し、フィリピンにカトリックを広めた場所。
 
 
サントニーニョ教会はフィリピン最古の教会。
サントニーニョ教会は日本の大手旅行会社のツアーでも必ず訪問する場所で、観光客を相手にひとつ20ペソ(約50円)のキーホルダーを売って暮らしているストリートチルドレンがたくさんいます。
 
昔、物売りをしていた母親は、キーホルダーの組み立てやアッセンブリをし、自分の子どもに物売りをさせています

 
 
きれいな身なりをしているわけでもなく、靴も履いていない子どもが生きるために必死になって売り込みをしてきますので、ほとんどの観光客は怖がってストリートチルドレンから目をそむけます。
 
 

でも、モノ売りをしている子どもは犯罪行為は行いません。
 
 
生きていくためには最低限の社会のルールを守らなければならないことを親から教えられているからです。

ストリートチルドレンの貧困の連鎖

子どもは生きていくために、また家族の収入のために6~7歳になると商売をさせられます。
 
 
路上ではモノ売りをし、売るものを仕入れるお金がなければ物乞いを。
収入は自分と家族が食べるためのお金と売り物を仕入れるお金になります。

 
 
ストリートチルドレンの親もまたストリートチルドレンでしたので、モノ売りや物乞いをする以外に収入を得る術を知らないんです。
 
親から子へ、そしてまたその子どもも、この生活から抜け出すことができません。

ストリートチルドレンの性格

ストリートチルドレンと言うとちょっと怖いというイメージもあるかもしれませんが、彼らはどこにでもいる子どもと変わらないんです。
 
遊ぶことや人と触れ合うことが大好き。
 
日本人のボランティアがやって来ると大喜びをしてはしゃいでいます。
 
 

少し情緒不安定なところがあり、すぐに怒り出したり落ち込むこともありますがこれは育った家庭環境の問題。
 
フィリピンの貧困層はストリートチルドレンに限らず感情の起伏が大きくすぐに大声を出します。

 
 
 

セブ島で活動しているボランティア団体 グローリアセブではフィリピン セブのストリートチルドレンの支援ボランティアを行っています。
 
ストリートチルドレンでも義務教育が受けられるよう、奨学金制度をつくり学校に通わせる。
 
学力の低い子どもたちが学校をドロップアウトしないよう、青空教室を開催し語学や道徳を教える。
 
 
教育を受けることができれば貧困の連鎖は断ち切れます。
 
 
 
春休み 夏休みに募集するフィリピン ソーシャルボランティア
社会人向けのセブ島 地域開発ボランティアでは、グローリアセブが支援しているストリートチルドレンの青空教室に参加し、路上で物売りをするストリートチルドレンと交流できます。
 
 
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