セブのスラム

すぐには解決しないフィリピンの貧困問題

途上国フィリピンでは日本のNPOやNGOなどボランティア団体が貧困撲滅の一端になる支援活動を行っています。

しかし国民の2割が貧困と言われるフィリピンは一朝一夕には解決しません。
行政や少数の支援団体が頑張ってもすぐにどうにかなるものではありません。
でも少しづつでも誰かが前に進めていかなくては新たな貧困層を生み出し悪化するばかり。

各支援団体はそれぞれの切り口で活動を行い、貧困問題の解決に寄与しています。

貧困撲滅に向けて、直近の課題は収入の確保。
将来に向けた課題は自立支援。

貧困層が稼げるためには何が必要か。
自立のためにいま取り組まなければならないこと。
・手に職を付けてもらい収入を得る手段を提供する団体
・子どもが将来自立した生活ができるよう教育活動を行っている団体

日本のボランティア団体がフィリピンで行っている支援について。

貧困の収入を支援するライブリフッド

人権擁護や環境保護など現在直面している緊急の問題について現実的な解決をするのがライブリフッド。
フィリピンでは主に内職など貧困層に仕事を提供する活動を指します。

貧困ほど子どもが多い。
住まいや衣服は我慢できても子どもを食べさせていくことは貧困層にとって必須。
学校に通うようになれば文具や制服などを購入しなければなりません。

フィリピンの小学校は給食がありませんので毎日お弁当を持たせてあげる必要があり貧困家庭にとって大きな負担になります。

母親に食べ物や日用品、雑貨などをつくる機会を提供しその売上を還元する支援。
フィリピンの場合は工芸品、土産物、アクセサリーが多く、材料の提供と作り方のノウハウを提供します。

この活動の課題は商品の品質維持と販売。
たくさん作っても品質が悪ければ売れません。
品質をチェックし条件に満たない場合は差し戻す。
生産者とトラブルにならないよう事前の指導と品質管理が重要となります。

また、商品が売れなければ収入にならず生産者へ還元できません。
支援団体には販売ルートの確保などマーケティング力が求められます。

家庭に収入があることで子どもが学校へ通うことができ、将来職に就き自立した生活を送ることができるようになります。

フィリピンの家族

子どもが自立した大人に成長するために

貧困層の人たちは自立した生活を送っていません。
社会の知識や情報が乏しいために自ら考え行動することができず何事も人に頼ってしまいます。

社会を知らず視野が狭いので新しいことを考えられない。
できるのは親がやっていた仕事か人に頼って生きていくことだけ。
貧困層の中には義務教育はおろか小学校も卒業していない人がたくさんいます。

学校で適切な教育を受けることで社会の知識が身につき、視野が広がり、そして将来の夢や希望を抱くことができます。

一人でも多くの子どもが学校へ通い義務教育を受けること、
これが貧困問題を解決するための大きな一歩になります。

フィリピンでは奨学金の支給や子どもの教育を支援を行っている団体が多くあります。
子どもに必要な教育は道徳、マナー、英語。
子どもは親から社会常識を教わっていません。
親も知らないから。
一般社会で生きていくために守るべきルールを教えます。

将来仕事に就くために英語が話せればアドバンテージになります。

フィリピンは英語教育に力を入れていますが、貧困社会では英語は必要ありませんので子どもも親も英語は苦手。
英語が話せれば将来の職業選択が広がります。
コールセンター、レストラン、ホテル、旅行ガイド。
英語学校の先生になることだって夢ではありません。
それには単語と発音の学習。
このふたつが重要です。

グローリアセブはフィリピンで子ども教育と貧困家庭の母親の収入を支援するボランティアを行っています。
奨学金を支給している奨学生は路上でモノ売りをしたりスラムに暮らしている子どもたち。

彼らの将来の夢は
学校の先生
ビジネスウーマン
コック
など様々。

彼らが夢を叶えることができれば、将来自分の子どもに適切な教育を与えることができる親になれます。
貧困の連鎖からの脱出。

グローリアセブのフィリピン セブ短期ボランティアでは、日本の団体が地道に行っている国際協力活動を知ることができます。

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