海外ボランティアの経験は就活面接の武器になる
大学生のボランティア意識について、埼玉大学が平成27年に首都圏の大学生300名を対象に調査した結果を公表します。
ボランティア活動の中で、学生が興味あるボランティとして挙げたトップ5は、
・保育・子育て
・被災地従事
・学習支援
・障がい者支援
・海外ボランティア
ではこの中で実際にやったことがあるボランティアは、海外ボランティアが圧倒的に低く全学生の3%。
つまり、海外ボランティアは注目されているけど、まだ未経験の人が圧倒的多数と言う現状がわかります。
ならば簡単。
海外ボランティアに参加してその経験を就活に活かせば効果的。
海外ボランティアをどのように就活に活かすのか。
そしてあなたに与えるメリットを説明します。
就職先は海外経験者を求めている
グローバル化が進む社会。
大学生の海外ボランティア経験は就職や社会人生活に多いに役立つ経験です。
あなたの就職先は海外と貿易取引をしていたり海外に生産拠点を持っている企業かもしれません。
いえ、その可能性の方が高いです。
就職してから海外出張があるかもしれません。
日本にいても海外の人とメールや電話でのコミュニケーションが必要になるかも。
そんな時、学生時代の海外ボランティア経験は大いに役立ちます。
どの企業も海外や国際社会の動向を無視できなくなっています。
就職試験や面接では学生にコミュニケーションスキルや仕事への適正を判断するのは当然として、グローバル化に対応できる海外経験を持った学生や海外への意識が高い学生を優遇する傾向です。
人、モノ、お金が国内海外を隔たりなく行き交うグローバリゼーションの社会では、商社、旅行・運輸業界はもちろん、銀行や製造業まで、どんな企業でも海外経験が役立ちます。
就職してから海外と交流する業務が考えられる企業や職種ではなおさら。
面接では海外ボランティアで学んだことを話す
学生時代に何を学びましたか?
最も頑張ったことを教えてください。
その経験はあなたの人生にどのように役立ちましたか?
就職試験で学生が面接官からよく質問される項目です。
多くの学生が、これらの質問に抽象的で可もなく不可もない返答をしてしまい、面接官の印象に残らない。
相手に響かない、何を言っているのか理解できない回答はマイナスイメージに。
「学生時代、海外旅行で30か国を見てきました!」
これなら、例え海外旅行でも面接官の印象に残ります。
でも、何十か国も旅行で行った学生はいませんね。
「バックパッカーで東南アジアの途上国を見て回りました」
最近は女子大生にも人気のバックパッカーですが、バックパッカーができるのも一部の学生に限られる。
もしあなたが、海外の社会、経済、環境、そして国際協力に興味を持ち、海外ボランティアに行ったこともあれば、その経験は大きな強みとなります。
「学生時代は海外の貧困と国際協力に興味を持ち、ゼミや授業で学びながら実際に海外ボランティアにも参加して、自分の目で海外の現状を見てきました。
貧困でも明るく幸せそうに暮らしている貧しい人たちと交流し、本当の大切を考えさせられました。
海外ボランティアは、自分を見つめなおすきっかけになりました」
学生時代に海外ボランティアに参加していれば、例えばこんな返答もできるはず。
面接官とのその後の話も弾むでしょう。
ネットや座学で見聞きしたことを話すのと、実際にボランティアに参加して、自分が見て感じたことを話すのとでは、相手に与える印象が大きく違います。
海外ボランティアでの学びは社会人になってからも役立つ
海外ボランティアは就職試験だけで役立つわけではありません。
海外ボランティアでは発展途上国の人たちと深く交流します。
それはネットや大学の授業では絶対に経験できない価値あるもので、途上国の貧困の暮らし、考え、大切にしていることが生で体験できます。
そして海外、特に途上国の人たちの社交性とコミュニケーション能力が、日本人よりもすぐれていることに気づくでしょう。
これこそが就職後に役立つんです。
社会人として就職先から求められることの一番は、人とのコミュニケーション能力
仕事ができても、知識や能力があっても、協調性がなければ社会人としては失格。
短期間でも海外に出て、日本では学ぶことのできない海外の人たちのコミュニケーション力を知れば、社会人になってからも役立ちます。
ボランティアでの学びが人生を豊かに
大学生のみなさんは1~3年後にはほとんどの人が就職します。
大学3年生になれば就職のことが気になってしかたないでしょう。
でもあなたの人生は就職だけではありません。
その後の社会人生活、結婚、子育てなど何十年も続きます。
海外ボランティアは就職に役立ちますが、就職だけではなくその後の人生に大きな影響をあたえます。
社会人になると、まとまった休みが取りづらくなります。
たとえ一週間でも、時間の取れる学生のうちに、一度経験してみてはどうでしょうか。
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