海外の困っている人に募金で力になりたいと考えている個人の方へ、
国際協力に貢献する募金の種類と選び方について解説します。

募金先の種類を知っておこう

募金する先は海外の発展途上国に対して何らかの支援活動をしている団体や組織となります。

 

NPO NGO
独立行政法人
国連機関
民間団体
個人や学生団体

 
 

数として一番多いのがNPOやNGOの非営利法人。
 

日本には51,745ものNPO法人があり、そのうち、国際協力の活動を行っているのは10,089団体。(平成30年現在)
実に全体の20%が海外への支援を目的とした団体です。
 

全国のNPOは内閣府のホームページから検索することができます。

 
 

国際協力を行っている非営利の市民組織、NGO。
外務省の外郭団体、国際協力NGOセンターに届がされているだけで約500団体。
実際にはその何倍ものNGOが存在していると推測されます。
 
 
 

募金先の数でいえばNPO NGOが大半を占めますが、団体の規模ならJICA、ユニセフ、赤十字など有名な組織が挙がってきます。
 

誰もが名前だけは聞いたことのある組織ですが、
JICAは日本の独立行政法人、
ユニセフは国連機関、
赤十字社は民間団体
と、組織の性格は異なります。
 
 

NPOを含めこれらの団体は助成金や公的資金で運営されていますが、一般からの募金も受け付けています。
(NPOは物販や会費収入も財源になっています)
 

また、募金した額の約40%が所得控除される優遇も。
(すべての組織、団体ではありません)
 
 

その他、法人格を持たない個人や学生団体なども寄付金を受け付けています。
個人の場合はクラウトファンディング、学生団体はホームページでの募集が多いです。

募金の使途は東南アジアの途上国支援

募金の使われ方は、その団体によって異なりますが、対象地域は東南アジアの発展途上国が大半。
 

募金の使途はひとへの支援と活動支援に分けられます。
 
 
ひとへの支援とは子ども、女性、少数民族、被災者に対するなんらかの支援。
 
子どもの教育、女性や少数民族など弱者の人権保護、
また、地震や津波など自然災害で被災した人たちの救援活動など。
 
 
活動支援とは、個人ではなく地域に対する支援。
住環境、リサイクル、農業、衛生、職業などの分野が挙げられます。
 
これらは、その地域の住民が抱えている問題を解決するための仕組みを現地の人たちと一緒につくり、将来に向けて生活が向上していくことを目的としています。

募金の仕方

毎月定額を寄付するシステムと一回のみの場合があります。
 
毎月、または毎年定額はNPOやNGOに多く見られ、月々1,000円ぐらいから。
募金者はサポーター、会員、パートナーなどと呼ばれ、定期的にニュースレターや活動報告が送付されてきます。
 
一回のみの募金も一口1,000円ほどからです。
 
 
主な支払い方法は
 
指定された銀行口座へ都度振込み
自動引き落とし
クレジットカード決済
コンビニ支払い
ペイジー
の5つ。
 
募金する団体や組織のホームページから申し込みをします。
 
 
 
直接現金を募金するのではなく、モノの寄付や購入を通した間接的な支援もあります。
 
・チャリティ商品の購入
・ボランティア参加の費用
・書き損じはがき・未使用はがきの寄付
・古本や古着の寄付
 
また、お店や施設に募金箱を設置して募金を集め、それを寄付する方法も。

募金の選び方

募金先、募金の使途、そして募金方法について説明してきました。
では、募金を考えている人は何からはじめれば良いのか、手順を最後に説明します。
 
 
1.自分が興味ある活動、問題を解決したいテーマを考える
2.継続的な支援か一回の募金のどちらにするか決める
3.ホームページで自分が興味のある活動を行っているNPOやNGO、機関や組織を探す
4.活動内容をよく確認して自分が共感できる団体を決める
5.募金する
 
 

そして大切なこと。
 
国際協力や海外ボランティアへのあなたの取り組みはここからはじまると言っても良いのです。
 

会員やサポーターとして継続的に支援を続ける場合はもちろん、一回のみの募金でも、募金した団体の活動を見守り、興味関心を持ち続けるようにしてください。
 
 

 
 
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