日本とフィリピンの学校教育制度の違い


高校のイメージ

フィリピンは中学と高校が一体となった6年制教育

以前のフィリピンの学校制度は6・4制、小学校が6年、高校が4年でした。つまり義務教育の期間が10年しかなくて高校を卒業してもまだ16才だったんです。

 

それが2013年の法改正によって高校が6年制となり、やっと国際基準に追いつきました。

フィリピンには中学はありませんが、高校の前半4年間はジュニアハイスクールと言って日本の中学に相当します。後半2年間がシニアハイスクール。

でも実際にはジュニアハイもシニアハイも同じ校舎で授業が行われますのでジュニアハイ終了後の卒業式はありません。

 

日本でも教育制度の見直しが話題となっていますが、将来フィリピンと同じように中学と高校が統合されて6年になる、なんてこともあるかもしれません。 

 

みなさんは現在のように中学3年、高校3年がそれぞれ別なのと、高校が6年になるのではどちらが良いと思いますか?

海外の義務教育と日本の就学率の実態

欧米は10~12年

日本を含めたアジア諸国、アフリカ諸国の多くは7~9年

海外の義務教育期間はその国によって異なり、日本では憲法によって9年間の義務教育が定められています。

 

多くの国民は子どもは義務教育である小学校と中学に通わなければならないと思っていますが、実は子どもには教育を受ける義務はなく、保護者が我が子に教育を受けさせる義務があります。

これを義務教育と呼んでいます。

 

例えば精神的、身体的、また経済的事情で学校に通っていない子どもでも小学校と中学校は卒業できます。

 

日本の就学率は世界一で、ほぼ100%と言われていますが、長期欠席者やたとえ登校日数がゼロでも義務教育期間の中学までは卒業できるため実態とそぐわない就学率が公表されています。

 

 

 

フィリピンでは義務教育の規定が厳格で、授業日数の20%以上欠席した生徒、75点未満の赤点を3つ以上取った生徒はたとえ小学校でも落第します。

 

また、家庭の事情で途中から学校に通う場合は年齢に関係なく幼稚園からのスタート。

義務教育は年齢主義と子どもの能力に合わせた過程主義のふたつがありますがフィリピンは過程主義。

たとえ10歳でも義務教育を受けていなければ幼稚園に入園します。

 

フィリピンの小学校

民間やボランティア団体のフリースクール

貧困問題を抱えるフィリピンでは義務教育を受ける年齢になっても学校に通えない子どもが大勢います。

授業料無料の公立学校でも制服や文房具代など学校に通うためにはお金がかかります。

毎日の通学費も貧困家庭にとっては大きな負担。

 

そのような事情からフィリピンでは非教育機関の団体が読み書きや道徳を学校に通えない子どもたちに教えています。

 

NGOグローリアセブではフリースクールを開校し、アルファベットなど初歩的な語学を子どもたちに教えています。

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