フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

みき 熊本大学
 
私は大学4年の卒業間近で、自分はわりと何でも知っている気になっていた。
しかし、今回のボランティアに参加して自分は知らないことがこの世界にはまだまだあることに気づいた。
 
 
そもそも貧困層がこんなに数多くいるとは思っておらず、わりと疎外されているかと思っていたが、そこでのコミュニティもできており、ある程度生活できる環境も自分たちで工夫していた。
 
 
私が5日間のフィリピンボランティアを通して一番印象的だったのは、人々の幸福感の高さだ。
 
子供達はもちろんのこと街を歩くときにすれちがう大人たちも笑顔で声をかけてくれて、日本ではなかなかない光景に驚いた。
 

子供達にインタビューで「幸せですか?」と問うと笑顔で「yes!」と言っており、自分たちの暮らしに満足している人も多かった。
 
 
幸せとは何なのか考えさせられた。
日本は日本での独自の問題があるが、自分の今までの生活を振り返ると贅沢な暮らしをしているにも関わらず、さらに上の贅沢な暮らしを求めて生きてきたように思う。
 
また、物を所有することが幸せの証だと思う人も多く、これも豊かな国の象徴なのかとも思う。
 
 
彼らの幸福感の高さを知った上で、安全で衛生的に良い暮らしが必要だと実感した。
 

ごみをそこら中に捨てて異臭を放ったり、今まで見たことのないほどの数がむらがったハエがいたり、子供達の住環境を整える必要があると改めて思った。
 
 
 
私には何ができるか考えたときまずはもっと知ること、そして日本に住む家族や友人にこの真実を伝えようと思う。
 
 
ここでの一番の学びは、「少しでも興味を持ったらやってみること」だ。
 
 
ボランティアも正直始めは不安だったが、少しの勇気を持って挑戦してみると学べることも多く、また素敵な友人もできてとても有意義な5日間であった。
 
この知識や経験を日本に持ち帰り、今後も何かしらの形で支援をしていきたいと思う。
 
 
2019年2月14日~20日
 
 

 
 
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