フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

未来 立命館大学3年
 
グローリアセブのボランティアに参加して、新たな価値観や考え方、視野を広げることができました。
 
参加したきっかけは、大学で途上国の貧困問題に関する勉強をしているのですが、せっかく勉強しているのなら論文や教授の話だけでなく自分の目で貧困の現状を把握した方が自分のためになると思い参加させて頂きました。
 
小学生の頃から貧困問題に興味を持っており、この機会に様々な貴重な体験が出来たことを光栄に思っております。
 
 
セブのボランティアに参加する前の貧困のイメージは、過酷な環境の下で生活している・毎日生きる希望がないのだろう・悪いといった貧困イコール薄幸の印象であった。
 
だが、実際に足を運ぶと、私たちの生活スタイルより遥かに不便な生活をしているのにも関わらず、みんな笑顔で人情に暑い人達ばかりでした。
 
正直私よりも幸せに生きていのではないかと思うような場面がありました。
 
 
インターネットの情報や紙媒体等で知識をえるだけでは、世界の貧困を知ることは出来ないと痛感しました。
 
例えば、スラム街は危険だから、携帯を出したりむやみに人と接することはいけない、お金がない人の集いだから盗むなど悲観的な見方を捉えがちだが、現地の人たちは私たちに対して心良く迎えてくれたり、自分のことだけでなく他人に対して思いやりを持っていたり、気にかけてくれたり、テレビや偏見だけで勝手に「不幸」だと捉えてしまっている先進国の考えを改めるべきだと思いました。
 
 
私はメディアを通して、貧困層の人情深さを伝えることはできませんが、身近な人やそれこそ同じ勉強をしているゼミの人たちに本当のスラム街の姿を伝えたいと思いました。
 
 
それと同時に自分が今衣食住が何不自由なく揃うことができている「当たり前」を感謝にながら生きていこうと心に決めました。
 
格差のない社会は存在しないが、世界中の人たちは安心で安全な生活を送れるステータスを実現できると信じています。
 
スラム街に住んでいるから不幸せということではないが、衛生面・環境面で考えてもよりよい暮らしを実現させるために自分に出来る支援を今後実行していきたいと考えております。
 
 
貧困を解決するためには教育、就業、食糧、公衆衛生など様々な要因が絡んでいるため短期的な実現は不可能に近いが、服の支援を行ったり食糧配布など1人でも多く生きていくため必要な資源物質を支援できる限りすることで、多くの貧困層を支えることができると考え、それがいつか劇的な改善がみられると願います。
 
 
ボランティアに参加したからこそ、やるべきことや現状を理解することができたので、大人になった時に、セブでのボランティアが将来役に立った、やってよかったと思えるような人生を送りたいです。
 
 
日常の当たり前に感謝し、今後は生きる幸せを誰かに発信できるような大人になりたいです。

 
 
2022年8月
 
 

 
 

 
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