フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
綾花 同志社大学2年
日本いる時は「スラムは危険だ」「窃盗などの事件が頻繁に起きる」といったマイナスのイメージを勝手に抱いてしました。
でも実際に行ってみると、私のイメージとは正反対の光景が広がっていました。
そこら辺の町よりも安全で、子どもたちの笑顔がとても輝いていました。
私達が行くとすぐに駆けつけて来てくれて抱き着いて来てくれました。
たとえ言葉が伝わらなくても、笑顔やボディーランゲージが重要だと気づくことが出来ました。
また、実際に「貧困の連鎖」を見ることができました。
今回のボランティアを通じて出会った子ども達の将来はほぼ決まっており、子ども達が語ってくれた「ポリスになる」「医者になる」などといった夢は叶わないって思うととても胸が苦しくなりました。
子供達の夢を叶えてあげたい、みんなお家に住めるようになってほしいと思っても、どうすることもできない自分の無力さを感じました。
家庭訪問し「人生で一番楽しい時間は何ですか」という質問に対し全員が「家族と集まること」と言っていました。
それがとても印象深く、家族やその地域の人達と仲が良く助け合っている理由なのかなと思いました。
「お金がないから不幸」といった固定概念はなくなり、そう思うこと自体、相手の方達に失礼だと感じ、日本に帰国したら家族や友達にこのボランティアのことを話して、少しでも多くの人にスラムや貧困の現状を知ってもらいたいです。
それを通じて、ボランティア活動に興味を持って行動に移してくれる人が増えてくれたらいいなと思いました。
日本では出来ない貴重な経験ができた一週間でした。
子ども達のキラキラと輝いた笑顔は一生忘れません。
2023年2月
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