フィリピン ソーシャルボランティア体験談
ひかり 18歳 大学生
初めてボランティアに参加させていただき、貧困層の人々やスラム街の印象がガラリと変わり、将来の夢ができました。
セブにくる前にフィリピンとはどういうところなのか、治安などを下調べしてきました。やはりいいことはあまり書かれてなく、人は信用してはならないとか、マイナスの意見ばかりでした。
それを私は鵜呑みにし、初めは親切そうな人にも警戒してばかりでした。
初めて訪れたスラム街では、私たちの存在を理解してくれているにも関わらず、もしかしたらスリにあうのでは、と疑っていました。
しかし実際に現地の人々と交流していくうちに、彼らの生活や表情を知り、自分の考えを改めました。
いかに生き生きとしているか、自分の目で見て体感できたのです。
子ども達はとても素直でキラキラした瞳で迎えてくれました。
こんな子たちが犯罪や薬に手を染めて欲しくないと心から思いました。
犯罪や薬に手を出すのは、子どもが悪いわけではなく、その親が悪いわけではなく、社会が悪い。
斉藤さんの言葉が深く心に残っています。
実際にスーパーマーケットなどでも従業員が有り余っているように感じました。
それだけ雇用してもまだ足りないということであり、フィリピンの社会を垣間見た気がします。
この問題を私たちは無視してはいけないと思いました。決して無関係ではないのです。
我ら先進国が安く輸入するせいで企業の利益が減り、経営も難しくなります。
企業の利益が増えればより事業を拡大させ、雇用も増やすことができます。
このような考えから私は将来フェアトレードに関わる職業に就き、この社会を改善したいという夢を持ちました。
今回のボランティア経験は、刺激的なことばかりで大変糧になりました。
この経験を生かしながら、またフィリピンでボランティア活動に参加したいと思います。
2016年3月10日~16日
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