毎日を忙しく働く社会人でも、海外でのボランティアに興味を持っている人は多いと思います。
フィリピンでボランティアを受け入れているグローリアセブの海外ボランティアプログラムにも、20代から50代の社会人が多数参加しています。
プログラムに参加した社会人の話を聞くと参加した理由は3つ
・学生時代から国際協力に興味があった
・専門職のスキルと知識の幅を広げるために
・今後の進む道を決めるため
この記事では、よくあるボランティアプログラムのPRではなく、社会人が海外での支援にかかわる際に、押さえておきたいポイントを説明します。
海外ボランティアに興味を持っている方は参考にしてください。
社会人が海外ボランティアに参加するケース
海外ボランティアに参加する社会人はふたつのケースに分かれます。
ひとつは職場を退社して次の仕事までの期間を利用して参加するケース。
このケースの場合、幼稚園教諭や保育士、児童養護や介護施設で働いていた方が圧倒的。
また、ボランティア休暇を採用している会社の社員の場合、短期の休暇や長期の休職を取り社会支援活動に取り組むことも可能です。
しかし、ボランティア休暇制度を採用している企業はまだまだ少なく、一般の会社員が海外での活動に参加するケースは稀です。
もうひとつは仕事を辞め、社会貢献を生涯のライフワークにしようと考えているケース。
この場合、ひとつの方法として青年海外協力隊に入隊する。
採用試験を受け、合格すれば渡航費をはじめ現地での生活費が支給されるほか、国内積立金の名目で200万円程度のお金を受け取れます。
または自分でNPOを立ち上げ、収入を得ながら支援を行っていくのふたつ。
会社を退職するのですから、いづれにしても収入が必要です。
実際、海外で支援活動をする社会人の7割は、教育や看護、介護などの専門資格を持つ方です。
社会人におすすめの季節は初夏か秋
海外ボランティアに参加する人の半数以上は大学生です。
特に春休みや夏休みは学生が集中します。
社会人におすすめの時期はオフシーズン。
一番の理由は航空券が安い。
春休み、ゴールデンウィーク、お盆の時期、そして年末年始は渡航費用が通常時の2~3倍に膨れ上がります。
日程を調整できるのなら、大型連休時は避け、オフシーズンと言われる4月、5月中旬から7月、そして10月から11月の参加がベスト。
専門職で働いている社会人や退職中の方なら日程の調整も付きやすいと思いますので、航空券代をチェックしながら日程を決めてください。
社会人が選ぶボランティアは自分の経験を活かす活動
学生ですと建設や植林など体力を要する支援活動も可能ですが、社会経験や専門スキルを持つ大人はその経験を活かす、深める国際協力に参加してください。
タイプ別におすすめのボランティアプログラムを紹介します。
幼児教育や保育の経験者
幼稚園教諭や保育士の方が多く参加するのが幼稚園や保育園でのボランティア。
海外の幼稚園や保育園は、全員を均等、公平に対応する日本の教育とはまったく異なります。
きっと海外と日本の教育文化の違いを感じるでしょう。
介護や看護の経験者
看護師や理学療法士、介護福祉士の資格を持っている方なら介護施設や孤児院でのボランティアがあります。
病院や老人ホームで高齢者や小児患者の介護補助やレクリエーションのお手伝いをします。
ものづくりが得意なら収入支援
社会人だからこそできる国際協力にライブリフッドがあります。
聞きなれない言葉かもしれませんが、貧困層の人たちが収入を得るしくみを作る国際協力です。
食べ物や日用品を作って販売し、その収入を生活費に充てます。
リサイクル品を利用したアクセサリー、フェアトレードのモノづくりに知識をお持ちの社会人は、母親に製品の作り方や売り方を教えてください。
子どもを食べさせていくことにも困っている母親たちは一生懸命に製品をつくります。
作られた製品を日本で販売していただくことも貴重な国際協力です。
専門スキルを持たなくてもできる情操教育支援
貧困層の人たちは生きる世界が狭く社会常識についての知識が乏しいです。
スマホやパソコンもありませんのでインターネットで情報を得ることもできません。
でも子どもは裕福層も貧困層もみな同じ。
色々な情報を知りたがっています。
そして教わったことは覚えるのがとっても早いんです。
音楽やお絵かき、日本語や折り紙などの日本の文化を子どもに教えるのも立派なボランティア。
ご自身の得意な分野や趣味を生かしたアクティビティは子どもの情操教育に大きく役立ちます。
必要な資格とスキル
海外ボランティアで、日本での資格はほぼ無意味です。
日本で〇〇の資格を持っています、と言っても海外では関係ありません。
資格ではなくあなたのパーソナルスキルが大切。
ひとつ言えば語学力。
専門的な技能や知識を有していても、どうやってそれを伝えるか。
高い英語力を求められる支援から、語学力はほぼ不要な国際協力活動まで幅広い。
大人を相手にする活動は日常英会話力が必要です。
例えば、孤児院や養護施設。
施設スタッフとの打ち合わせ、支援対象者とのコミュニケーションに英語は欠かせません。
子どもを対象としたアクティビティの場合は高い英語力は不要。
幼稚園や保育園など、小さな子どもたちとは身振り手振りで十分に交流できます。
学校建設とか植林など体力を提供する支援も語学力は求められません。
海外ボランティア選びで社会人がやってはいけないこと
学生は経験、社会経験のある大人はその経験を活かす。
自分では気づいていなくても社会人なら誰もが何かしらのスキルを持っています。
子どもと遊ぶのが上手
教えるのが得意
手先が器用
絵がうまい
人のお世話をするのが好き
なんでも構いません。
その長所やスキルを社会貢献に役立ててください。
こんなこと役立つのかな、と自分で判断してはいけません。
海外の人たちの支援をしたいと思ったら、自分になにができるかを考えるのではなく、自分が持っている長所や能力を考える。
なにができるかなんて、現地に行ってみなければわかりません。
自分の持っている経験を活かせそうなプログラムに参加する。
海外ボランティアで検索すれば、たくさんのプログラムが出てきます。
ひとつひとつを読むとどれも魅力的に感じる。
当初自分が考えていた活動とは違っても、気づかず後から後悔する例も。
社会人がボランティアを選ぶなら、培ってきた経験を活かせる、自分の仕事に役立つ経験ができるプログラムを選んでください。
もしプログラム選びで迷ったら、グローリアセブまでご連絡ください。
こちらのわかる範囲で出来る限りアドバイスします。
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