img_0771

貧困の現状を知り自分と比べてみる

海外ボランティアに参加したいけれど自分に何ができるの?

こう考えて悩んでいる大学生も多いと思います。

海外ボランティアでは貧困支援活動を行いますが、それは自分に出来る範囲のことでいいんです。
これをしなければいけない、などと言う強制は一切ありません。

自分のペースで支援活動をしてください。
海外ボランティアでは自分が得るものがとても多いんです。

貧困の暮らしや悩みを知り、自分と比較しながら自分のこれからの人生を考える。
海外に行ってみないとわかりません。

2015年の世界銀行の定義によると、貧困とは1日1.9ドル以下で暮らしている人を指します。
例えば1ドルを120円とすると1か月では約6,800円。

食事代、家賃、衣服、そして交遊費などの自分の生活費を1か月 6,800円で賄うのを想像してみてください。
世界の約10%の人がこの貧困と言われる生活を送っているんです。

海外ボランティアに参加すれば貧困の現実を見れます。

貧困層がどんな住まいに暮らし生活しているのか
収入を得るために何をしているのか
健康状態や病気になったときはどうするのか
希望や夢はあるのか

そして自分の生活と比べて見てください。

自分がどんなに恵まれた生活をしていたかを実感し、自分がこれからやるべきことを見つけられるでしょう。

それだけでも海外ボランティアに参加した価値は十分です。

就学率を見ればわかる海外の貧困

海外で貧困の状況を見るとき、子どもの教育状況が参考になります。
教育を受けていなければ社会のルールや道徳、文字の読み書きも満足にできず大人になっても貧困生活から脱せません。

日本ではほとんどの児童が小学校、中学校の義務教育を受けていますが、海外の平均では小学校が85%、中学では50%。

また日本の識字率は99%ですが世界平均は86%。

識字率が50%以下の貧困国も世界にはたくさんあります。

東南アジアで最も貧困なフィリピンの場合、小学校に入学しても30%が、そして中学高校では50%が、家庭が貧困のために学校に行けず卒業前に学校をドロップアウトします。

貧困層の願いと悩みを考えてみよう

発展途上国の貧困と言われる人たちが最も大切にしていのは子育て。

わが子に満足な栄養を与え教育を受けさせるのが願いです。

なぜ子育てを大切にするのか。
人間の本能である子孫の繁栄と家族の幸せのためです。

子どもが知識を得たり技術を取得すれば将来仕事に就けます。

仕事に就けば安定した収入が得られる。

子どもも家族も毎日の食べ物に悩む必要がなくなる。

これが貧困の考え方です。

収入のために、と違和感を持つ人もいるでしょうが、衣食住に困っている貧困の人たちが家族ともども生きていくためには安定した収入を得る仕事を見つけるのが重要なんです。

子どももそれを理解していて、教育を受け将来仕事に就き家族に楽をさせたいと思っています。

でも貧困国では学校へ通っても貧困が理由でドロップアウトしたり、学校に行くこともできない子どもが多い。

子どもを学校に行かせることが貧困層の母親の願いです。

誰にでもできる子どもに夢をあたえるボランティア

海外でボランティアをしたいと考える大学生や社会人が増えていますが、自分に何ができるのかと悩み海外ボランティアに躊躇している人が多いです。

海外でのボランティアは、決してハードルの高いものではなく自分にできることがたくさん。
子どもの情操教育にかかわるボランティアはどうでしょうか。

海外の貧困層の子どもは娯楽が少なく人と触れ合う時間もないため情緒が不安定なところがあります。

急に笑いだしたり怒ったり、泣いたり。
貧困の子どもたちと遊びで交流したり、一緒にお絵描きしたり、歌うことも自分にできる立派なボランティアです。

妖怪体操やエビカニクスなどの日本の歌やダンスは途上国の子どもも知っています。

また、日本の文化の折り紙も大好きです。

写真を見せながら日本について説明したり、簡単な日本語を教えるのも情操教育に役立つボランティアです。

海外でのボランティアではマングローブの植林など自然環境を支援するボランティアや建物の建設などインフラ整備ボランティアなど多岐ですが、教育ボランティアは誰にでもできる海外支援です。

海外ボランティアで自分にできるのは小さいかもしれません。
でも、あなたの小さな行動が海外の貧困の子どもたちに夢と希望を与えるんです。

海外ボランティアは自分にはムリとは思わないでください。

気軽に質問や問い合わせができます!

子どもたちの写真や活動の様子を、セブ島から発信してます! (ロゴをクリック)