フィリピン人も近寄らないパシル(Pasil)
セブのボランティアではスラム街や小さな集落を訪問します。
日本人の持っているイメージよりも実際は危険でなくスラムでのボランティアはフィリピンの貧困社会を知るための貴重な経験に。
但し、マザーテレサ孤児院があるパシルなどセブには現地の人も近寄らない危険な地域も。
ボランティアでも行かない方が良い地域、注意が必要な場所。
ガイドブックにも掲載されている有名なサントニーニョ教会やカルボンマーケットから北へ1kmほど行った場所にパシルはあります。
そこにはインドで活躍したあの有名なマザーテレサの名前が付いたマザーテレサ孤児院やストリートチルドレンの給食センター、幼児教育施設があります。
すべてのスラムが危険と言うことはない
魚市場で有名なパシルですが、麻薬常習者、ギャンブル依存者、そして拳銃の密売など犯罪の温床となっている危険な地域。
バシルは現地のフィリピン人、貧困層の人でさえ近寄らないセブで最も危険な場所のひとつと言われています。
道幅が狭く迷路のように行き止まりになってしまう道は、万が一危険を感じた時に退避するのも困難。
パシルは昼間はたくさんの子どもが路上で遊び活気もありますが、足を踏み入れない方が賢明です。
セブには多くのスラムが点在しますが、スラムだからどこも危険と言う訳ではありません。
行政の目が行き届いているスラム、現地にしっかりとした責任者が存在しているスラムは危険ではありませんが、どこからも管理されず、犯罪の温床となっているスラムには日本人は近づかない方が良いでしょう。
プロの物乞いがいるフエンテオスメニア(Fuente)
セブのアップタウンとダウンタウンの分かれ目がオスメニア、とガイドブックには紹介されています。
フエンテ、またはフエンテオスメニアと呼ばれる地域も危険な場所の一つです。
セブにボランティアに来ると路上で赤ちゃんを抱いた女性が手を差し伸べてくる光景を目にします。
物乞い。
実は物乞いの多くは雇い主がいて女性に赤ん坊を貸出し物乞いをさせ、その対価の何パーセントかを徴収するブローカーのような人間が存在しています。
中流クラスのホテルが密集し外国人も多いフエンテオスメニアと、隣接するマンゴアベニューにはこのプロの物乞いが大勢います。
スリをするストリートチルドレンも。
フエンテでは食べ物や物資を配給するボランティアを見かけますが、この地域も責任者や管理者がいないセブの危険な場所。
ガイドブックにはそのような危険情報は書かれていません。
最低限の注意をすれば危険ではないコロン(Colon)とカルボン(Carbon)
セブで一番危険なのはコロン、と言う記事を見かけます。
コロンは海沿いに広がるセブの旧市街地でフィリピン人からはセブの渋谷と言われるほど若者で賑わう地域。
スリにあったiphoneはコロンの路上で売られる、と言われるぐらいスリが多い場所ですが、荷物をしっかりと持って歩いていれば大丈夫。
カルボン市場も同様です。
折角のボランティア、フィリピンの文化や人々の風習を知るのも貴重な経験になりますので機会があったら昼間にコロンやカルボンにも訪問してみてください。
但し一人では行かないように。
語学学校の周辺も注意が必要
ボランティアの活動先ではありませんが、最近は留学生が週末にボランティアに参加するケースが多いので、語学学校周辺の治安について触れておきます。
語学学校の出入り口周辺には留学生を狙ったスリや詐欺が集まりやすく注意が必要です。
授業終了後に飲食に出かけ、夜遅く帰ってきたときに学校の前でスマホを盗まれる。
バイクタクシーに違う場所へ連れていかれ大金を要求される、
などの事件が学校周辺で起きています。
語学学校のオリエンテーションで説明される注意事項や学校の規律を厳守し、規則正しい留学生活を送っていれば危険な目に遭うリスクはかなり低くなります。
セブのボランティアで危険に遭わないために
ボランティアの受け入れ先がセブのことを本当に熟知していることが肝心です。
ボランティアに参加するには、現地のボランティア団体や個人に直接受け入れの依頼をするか、またはボランティアエージェントに依頼する場合もありますが、何カ国ものプログラムを扱っているエージェントはセブの最新情報や治安について一般的に詳しくありません。
個人でボランティアに参加する場合はセブを拠点とし毎日活動しているボランティア団体、日本人が常駐しているボランティア団体やエージェントへ問い合わせをするのが良いと思います。
セブで活動しているグローリアセブのボランティアでもスラムを訪問しますが、治安には最大限に注意を払い現地の役場や学校と連携し安全に活動を行っています。
ボランティアにはセブ在住の日本人スタッフが同行します。
海外ボランティアをお考えのみなさんへ
初めての海外ボランティアでしたら日本から近く英語が使えて親日の人が多いフィリピンのセブは一番のお薦めです。
興味本位で危険な場所に近寄らなければ必要以上の心配は不要。
いつも笑顔を絶やさず社交的なフィリピンの人たちとの交流は、あなたにすばらしいボランティア体験をもたらしてくれます。
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