海外ボランティアは英語が話せて当たり前と言う思い込み

英語に不安を抱え海外でのボランティア参加を躊躇する大学生がいます。
海外では本当に英語ができないとダメなのでしょうか?

フィリピンのボランティアに参加した学生の中にはハローとサンキューしか英語を言わなかった人もいました。
また、日常英会話レベルの語学力を持っているのに、ほとんど日本語で話しかけていた学生も。

でも、ボランティア活動に支障がでるどころか二人とも現地の人たちから愛され人気者でした。

一方、TOEICの点数が高くても海外ボランティアに馴染めない学生も。

英語力とボランティアスキルの関係について。

フィリピンのボランティア

ボランティアとは交流

流暢に英語を話せる日本人はごく少数です。
文法通りに話そうとしたり、単語が思いつかなくて結局無言。
これでは折角海外ボランティアに参加したあなた自身の意義も半減してしまいます。

英語はコミュニケーションを図る手段のひとつに過ぎません。
コミュニケーションが取れるなら身振り手振りだって、笑顔だって、日本語で話しかけたって構わないのです。

セブ島の人たちは日常生活では現地語のビサヤ語を喋っています。
公用語の英語も話せますが、ボランティアで訪問する貧困地区の人たちは英語は苦手。

小さな子どもは相手が日本人でも普通にビサヤ語で話しかけてきます。

東南アジアで唯一英語も使われているフィリピンだって、ボランティア活動中は英語が役立たない場合もあるのです。
フィリピンのボランティア

英語より大切なコミュニケーション力

大切なのは英語力ではなく、相手と触れ合おうとする姿勢です。
ボランティアに参加すると主催者が活動のプログラムを用意してくれますが、指示通りに活動するのは基本として、現地の人たちとの雑談の中で互いを知り合う行動が大切。

英語に不安があるからと言って無語でモクモクと活動していたのでは自分も楽しくないし相手も不安になります。

自分がどんな性格なのか、今の気持ちを相手にわかってもらう姿勢。
そして相手の性格や気持ちを自分もわかろうとする努力。

この目的を達成するために自分にできること。
それは上手に英語を話すことではありません。

先の例で挙げたハローとサンキューしか英語を話さなかった学生がしていた行動。
誰よりも先に大きな声で挨拶していた。
自分から現地の人たちの輪に飛び込み話を聞いていた。
いつも笑顔で感情表現が豊かだった。

英語が話せるのにほとんど日本語で通したもう一人の学生にも同じことが言えます。
日本語で話しても相手に伝わるほど表現が豊かだったのです。

簡単な単語を使ってカタコトで良いので英語で話しかけてみてください。
現地語で喋っている子どもたちの輪の中に入っていってください
知りたいこと、疑問に思ったことがあれば躊躇わず質問してください
交流に英語力なんて関係なし。

日本語でも問題ないと書いたのは使い慣れている言葉で話せば表情で相手に感情が伝わりやすいから。
そして相手の興味を引く。

もちろんフィリピン人は日本語を理解できませんがお互い苦手な英語で畏まって話すより、よっぽどコミュニケーションが取りやすいのです。

子どもがビサヤ語で話して来たら、相手の表情を観察して何を伝えたいのか推測してください。
英語が苦手な学生なら、きっと流暢に英語で話しかけられるよりも心が通じやすいと思います。

春休み夏休み海外ボランティア

海外ボランティアで変わる自分

相手に与えるだけではなく、自分も刺激を受けるボランティア。
一番の刺激は外国人と日本人の性格や考え方の違い。

物事を深く考えシャイな性格が多い日本人。
相手に気を遣うあまり自分の気持ちをなかなか表に出せない。

フィリピン人は陽気で積極的。
自分の意思を隠さず相手にぶつけます。
くよくよせずいつも笑っているのもフィリピン人の特徴。

国民の性格だけでも違うのに、英語に自信がなければ海外ボランティアに自分がついていけるのか
不安でたまりませんね。

でも海外では自分を変えるチャンスと考えてください。
周りの人たちは今までのあなたを知りません。
日本での日常生活では自分のポジションや見られている性格が決まっていて、いつもの自分から抜け出せない。
もっと積極的な行動や発言をしたいけど周りの目を気にしてなかなかできない。

海外ボランティアでは関わる人すべてが初対面。
周りの目など気にすることなく、なりたかった自分に挑戦できます。

海外ボランティアは新しい自分を見つけるチャンスなんです。

フィリピンのボランティア

それでも不安な学生は

英語ができなければボランティアは務まらない、なんて考えているのは自分だけ。
英語が苦手でもフィリピンの子どもたちと交流すことは簡単。

年間に数百人の学生ボランティアを見てきているグローリアセブが言うのだから間違いありません。

でも、ボランティア活動外の日常生活や生活面になると英語ができた方が便利なのも事実。
レストランでの飲食、ショッピングモールでのお買い物、そしてホテル。
ビジネスで英語を話す大人との会話になります。

また、疑問を感じたら質問を、と言いましたが聞きたくてもある程度の英語が使えなければ相手に伝わりません。

英語が喋れなくてもボランティアに支障はありませんが、もし不安ならグローリアセブのセブ島ボランティアに参加してください。

勧める理由は
セブ在住の日本人スタッフがボランティア活動中すべて同行し案内や説明をしてくれる。
宿泊施設から活動先まで毎日往復送迎がある
同じ期間に参加する日本人ボランティアと一緒だから話し合いや相談ができる

参加者の大半は海外ボランティアが初めての学生です。

社会人になれば仕事優先で自分の自由になる時間は限られます。
言葉や治安は不安だけど海外の現実を自分の目で確かめたい方は、グローリアセブのボランティアプログラムに参加して、今しかできないことにチャレンジしてみては。

 
 
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