フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

ちおり 関西外国語大学
 
私がこのフィリピンのボランティア活動に参加しようと思ったきっかけは高校の時の調べ学習でした。
 
貧困について興味があったので調べてみるとアフリカやアジアの貧しい地域について色々知る事ができました。
そこからいつかそのような貧しい地域でのボランティア活動をしてみたいと思うようになりました。
 
 
今回初めてセブ島に行く上で、インターネットでスラムやスモーキーマウンテンなどを調べ、ちょうどセブ島で暮らす日本人のテレビ番組が放送されていて、とても大変な所なんだろうな、と思っていました。
 
 
実際にセブでボランティア活動をして、写真やテレビで見た事や想像していたものと一致することもあれば、新しい発見や、写真等では見ることができないものもありました。
 
 
 
食事配給と聞くとかなり食事に困っているのか、1日に何も食べる物がないのだろうと思っていましたが、スラムの子どもたちは場所によって差はありましたが、キャンディやチョコバーなどのスナックを持っており、ごはん以外にもお菓子を食べられる余裕があるのだと少し驚きました。
 
子どもたちはとても明るくフレンドリーでずっと笑顔でした。
 
 
スマホが大好きで写真を撮ったり、おにごっこ等の遊びをずっとしていました。
英語をしゃべる事ができる子どもたちは積極的に話に来たり、英語がまだあまり分からないような子どもたちでもゲームをして遊ぼうと言って来たりと彼らと同じ時間を共有し、過ごすことができ、とても幸せでした。
 
 
私と同年代や大人の人とはあまり話す機会が少なかったのですが、家庭訪問の時に、子どもの親や、生活について、お金についてなどスラムに住んでいる人たちの現状を少しでも知ることができ、良かったと思います。
 
私と同年代の人ですでに結婚をしていたり、妊娠や子どもがいる人がいて同年代だからこそ驚きが大きかったです。
 
 
家庭訪問に行った15才の女の子は彼氏がいて、いずれは結婚したいとまで考えていて結婚への考え方や子どもの接し方などを見て、子どもが多い環境にいるのもあるとは思うけれど、しっかりしていて独立していると感じました。
 
 
 
ゴミ山の視察では臭いがとてもきつく、衛生環境が悪い事が一目で分かりました。
スラムの中でも様々な差があり、衣食住についても違いがありました。
 
 
最後に行った小学校では英語が通じる事もあり会話を通して知る情報が多かったと思います。
やはり教育がとても大切な事なんだと改めて実感しました。
 
 
 
今回の活動を通して一番思ったのは、貧しい=幸せじゃないは間違っているということでした。
確かに、収入は少なく物売りなどをしてお金を得るのは大変で、親がいなかったり環境が悪かったりするけれど、ご飯を食べることができたり、両親と兄弟姉妹と一緒に暮らせることが幸せだということを聞いて改めて幸せとは何なのかを考えさせられました。
 
 
 
最後に、またセブへ行き、変化が見たいと思いました。そして子どもたちの夢が叶い、それぞれが活躍しているのを見たいと思いました。
 
今回の体験でより興味関心が多くなったのでこれからもこのような環境の人々にたずさわる事をしていきたいです。
 
 

2019年2月14日~20日
 
 

 
 
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