フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

あきひさ 京都大学大学院
 
グローリアセブのプログラムに参加した感想を一言で表すと、”本当に参加して良かった”です。
 
普通の留学や観光では知ることができないものを経験できました。
 
 
この一週間で最も印象に残っていることは、スラムの子供たちの明るさとポテンシャルの高さです。
 
 
まず前者についてですが、以前の私はスラムの子供たちは生活が苦しく、辛いこともたくさんあるだろうから暗いんだろうなと思っていました。
 
しかし接してみると、すごくエネルギッシュで疲れ知らずで明るくて生活苦など微塵も感じさせず本当に驚きました。
 
 
そして子供たちにとってはその生活環境が普通なことで、今まで自分基準でしか判断できていなかったことに気づかされました。
 
 
 
後者についてはこの一週間で子供たちの才能に驚かされる場面が多々ありました。
どこのスラムの子供も歌やダンスがすごく上手く、人見知りする子も少なくコミュニケーション能力がすごく高いと思いました。
 
また記憶力がすごく高いのも印象的で青空教室でビサヤ語と日本語を互いに教え合ったのですが、私がペアになった子は3,4ヶ月前に日本人に一回だけ教えてもらった単語をしっかり覚えていました。
 
 
その一方でスラムの子供は学校で使う物が用意できないという理由や、街で物売りをしたりゴミ山でゴミ拾いをしてお金を稼がなければならず、多くの子供達が学校に行けていないという現状があります。
 
スラムの子供は服が破れていたり大きさが全く合っていなかったり靴がボロボロであったりするのに対し、保育園での食事配給で見た子供は服も靴もすごく綺麗で格差を実感しました。
 
 
また、生活環境も劣悪で海沿いやゴミ山のスラムは本当に臭いがきつく、ハエも飛び交っておりとても生活できるような空間ではないと感じたし、実際乳児死亡率も非常に高く悲しい思いをしている人がたくさんいるのだろうなと思いました。
 
 

こんなに才能あふれる子供たちが十分な教育を受けられなかったり、1つの方法でしか稼ぎ方を知らないために選択肢を狭められるのはすごくもったいないと思いました。
 
 
 
今回のグローリアセブの活動で人の強さを学び、今まで自分が気にしていたことや守ってきた面子がすごく小さなものに感じました。
 
これからはもっと正直に、誠実に自分をさらけだして生きていきたいと思います。
日本でも世界に目を向け、自分になにができるかしっかり考えていきたいです。
 
 
本当に充実したかけがえのない一週間となりました。

 
 
 

2019年2月21日~27日
 
 

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