フィリピン セブのゴミ山の子ども
フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

千晶 23歳 社会人

 

フィリピンだけではありませんが、貧困層の子どもたちが、貧困でも楽しそうに笑顔で写っている写真を日本にいたときにネットはTVで見たことがあり、「なぜ貧しいのに笑顔なのだろう」と疑問に思っていました。

 

しかし、このフィリピン セブのソーシャルボランティアでたくさんのスラムに住む子どもたちと出会って、その理由が分かった気がします。

 

 

 

サントニーニョの青空教室の子どもたちも、ロレガの子どもたちも、ゴミ山の子どもたちも、みんな友達と会えたり、一緒に歌ったり踊ったりできれば幸せで、家庭訪問で出会った子も幸せだと感じる瞬間について尋ねられると、どの子も「家族と一緒に○○へ行った時」「家族と一緒に○○した時」など、家族がいれば幸せだと答えました。

 

 

以前斉藤さんからお話があったように、日本の子どもたちとは幸せの価値観が違うから、私も上記のような疑問をもったのだな、と思いました。

 

 

 

教育業界で働くので、教育面についても着目していましたが、日本の子どもたちとの違いが見て取れました。

 

表面(幼稚園ボランティア)の、「どのアクティビティに対しても積極的」な点以外に、みんな「学校が好きだ」ということです。

 

 

幼稚園の子たちも含め、スラムに住む子の家庭訪問をした際に必ずいつも学校が好きか尋ねましたが、誰一人として「No」と答える子はいませんでした。

 

休みの日には親の物売りの手伝いをして路上で寝泊まりし、疲れもあるだろうに学校に行って、学校が好きだと言える。この姿勢が日本の子どもたちにはあるのかと考えさせられました。

 

 

 

オリエンテーションの時に、同じボランティア参加者の子が、ストリートチルドレンのイメージについて「かわいそう」と答えていましたが、確かに金銭面ではそうかもしれませんが、学校に行けて、ご飯もお腹いっぱい食べられて、快適な家があって、そういう幸せを幸せと感じきれていない日本の子どもたちも「かわいそう」な面があります。
 
 
でもそれを「かわいそうじゃなく」するのが今後の私たち参加者の役割なんじゃないかと思いました。

 

 

一度会って一緒に遊べば必ず覚えていてくれて、「チャッキー!」と元気に呼んでくれて、全力でまた遊べるセブの子たちが大好きになりました。

 
 
2016年8月13日~9月4日
 
 
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