フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
裕也 神戸大学
セブ島ボランティアの中で特に考えたことは、絶対に正しいものはないということです。
日本人が美味しいものを食べたり、テレビを観て笑ったりして幸せを感じること、スラムの人々が家族と過ごしたり、ダンスを踊ったりして幸せを感じること、どちらも正解であってただ環境の違いにより、幸せの沸点が異なるだけなのだと感じました。
裕福な人々が思う幸せを押し付ける必要はなくて、様々な幸せを理解することが重要だと思います。
もちろん、スラムの人々も子どもの教育にお金をかけたいと言っておられたので、助けていかなければいけない部分もあるでしょうが、リスペクトの気持ちを忘れないようにしていく必要があると思います。
また、価値観の違いについても同じように思いました。
日本では従業員の接客や振る舞いがきちんとトレーニングされていてお客の目線に立ったものが一般的ですが、フィリピンでは割とラフな感じで仕事中でもおしゃべりしていたり、気さくに話しかけてきたりと、自分がどうしたいかという目線で振る舞っているように感じました。
どちらの価値観も受け入れられているものなのでどちらが正しいということもありません。
自分の知らない価値観を受け入れること、寛容でいることは自分の人としての幅を広げる上でも大切なことだと思うので、正しさ、という先入観に惑わされないようにしたいです。
この一週間で得たものは他にも本当にたくさんあります。
こんなにも五感をフルに働かせて生きたことは初めてでした。
帰ってからも写真を見たりして記憶を整理して自生活に生かしたり、日本の友達とも共有していきたいです。
2018年8月23日~29日