フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
朋美 山口県立大学
私は元から世界中の戦争や紛争、貧困に興味があり、何か自分で実際に現地でやりたいと思っていました。
大学では、TFT(Table For Two)という食糧難の子どもたちに給食を配給するサークルに入っていますが、日本の教室で行う活動だけでは何となくモヤモヤした思いがありました。
今回のプログラムで、このモヤモヤは払拭され、後期のサークルから清々しく活動できると思います。
初日の活動で、まず子どもたちの人懐っこさや、見ず知らずの私たちによって来てくれることに驚きました。
日本で子供と触れ合うアルバイトの時、まず子どもに慣れてもらうことが一苦労だったからです。
そして最高にキラキラな笑顔に私が元気になりました。
どんな場所で生活していても、どんな服を着ていても、どこのスラムを訪れてもみんな笑顔で、私の悩み、学校面倒くさい、バイト行きたくないなどの思いが恥ずかしくなりました。
自分がどれだけ恵まれた国・環境に住んでいるか改めて実感しました。
この思いが先進国の人々にさらにさらに浸透していけばいいのになと感じました。
私には関係ないと決して思って欲しくありません。
私が感じたものや見たものを伝えて、せめて私の友達や家族だけでも何か心の変化があれば良いなと思います。
私は何度か涙が流れそうになった時がありました。
まず、青空教室を終えた子どもがすぐに物売りになった時でした。
土日には売りに帰ってくると聞いてはいたものの、さっきまでキラキラな目で私にビサヤ語を教えてくれた子が、キーホルダーを両手にしている姿を見た時、何とも言えない感情になりました。
手を振ると分かってくれたのか、またさっきのキラキラな目で手を振ってくれました。
その素敵な笑顔をいつまでも持っていて欲しいです。
他にも家庭訪問の際、
「いつ幸せを感じる?」
「毎日」とすぐに返ってきた時。
私たちは今からお昼ご飯を食べたり、ベッドと屋根のあるアパートへ帰るのに、最高の笑顔で手を振ってくれる子どもたちを見たとき何とも言えない感情になりました。
フィリピンにいなくても、日本でできることを頑張ろうと思いました。
最後に、私は折り紙やシャボン玉の容器を用が済んだら捨てることや、食べ残しが多いこと、虫歯・抜けている歯が多いことが特に驚きました。
ものを大切にしたり、食べ物を全て綺麗に食べると思っていたからです。
歯ブラシなどは買うことが困難であるかもしれないので、シュガーレスのガムや口をゆすぐ液体も必要だと思いました。
食べるために歯は無くてはならないものだからです。
セブのボランティアで見たもの、感じたものを忘れず、毎日を精一杯全力で行きていこうと思います。
子どもたちの笑顔や将来の夢を守っていきたいです。
2018年8月30日~9月5日
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