フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

かずとし 大阪経済法科大学
 
1日目 山に住んでいる貧困層を訪れ、折り紙をして触れ合いパンを配ったのだが、そこに住んでいた子供はとても明るくて、フレンドリーな感じがした。
 
 
とても幸せそうな感じだったが、服はボロボロで靴を履いていない子供もたくさんいて、野犬の糞が道の至るところに落ちていて、衛生面でも悪いため本当に幸せなのか、と思ったが、子供達の目は本当に輝いているようで、活気に溢れ、こういう所は日本人も見習わないといけないと思った。
 
 
午後から海に行くと、「What’s your name?」と、声を掛けてくれたのが本当に嬉しかった。
親よりも、英語は子供のほうが出来ると感じた。
 
そこでは、海の上に木を建ててそれを土台として、家を作り、住んでいた道の下にはゴミが大量に捨てられていて、一部で凄い悪臭がして、精神的にしんどいと思った。
 
売り場で、魚が売られていたけど、暑くて、水も無くハエが大量にいて、普段の食生活を知り、何かを考えないと、と思った。
 
 
海では子供達が遊んでいて、とても楽しそうだった。
「幸せって何だろう?」と思った。
 
 
日本での当たり前のことが幸せといったら、フィリピンの子は不幸なのか?それは絶対に違うと思った。
 
 
1日目は、考えたことのないことをゆっくり深く考えて、貧困の子供達と、コミュニケーションを通して、新しい方向から物事を考えることが出来て良かった。
 
 
 
2日目 政府に撤退させられた人の家を訪問した。
明日住むところがないかも知れないあの状況に、恐怖と驚きを抱いた。
 
そこで、2軒の家を訪問した。
 
 
親に質問すると、子供のための、子供を優先した解答が返ってきて本当に驚いた。
 
もっと自分のための事を考えて欲しい。
~に行きたい。
~に住みたい。
~を買いたい。
 
などの願望を持っていても良いと思った。
でも、解答は子供の教育を終わらせたいなどで少し悲しく感じた。
 
 
 
3日目 午前中にガラス山に行った。
路地はとても狭く、ガラスがたくさん落ちていた。
 
それなのに、裸足で、服もダボダボでとても危なく感じた。
 
下流のほうで上流からゴミがたくさん流れてきて、ゴミが多く、ハエが大量にいて、臭いも凄く嫌な臭いだった。
 
 
パンフレットに書いてあるのは、写真1枚だけで、何も知らない人が見ても想像では限界があるが、あの状態が世界にあるという事は、もっと日本人に知ってもらう必要がある。
 
実際見ても、想像を超えて、イメージよりもギャップがあって驚いた。
 
 
ゴミ山では、他と比べ物にならないくらいの臭いとハエの量で、ゴミの数が多く、フィリピンの問題の大きさを知る事が出来たと感じる。
 
去年は、まだ広場があって遊んでいたというけれど、そのような広場があったと信じられない程の量があった。
 
どうしたら、あのゴミ問題は解決できるのか?
また、解決したらそこで生計を立てて暮らしている人はどうなるのか、と考えていると答えが見つからなかった。
 
 
 
グローリアセブのボランティアに来て、スラム街への見方は凄く変化した。
 
とても危険なところ、死ぬかもしれないと思っていたのに、最終日が終わると、人々はとても親切で安全なところだと思う。
 
でも、改善しないといけない問題はたくさんあって、まずは、知らない人に知ってもらう事が大事なのではないかと思う。
 
 
セブに来て、「リサイクルをして分別」という言葉は聞かなかったが、もし日本でも同じように分別をしなかったら同じ状況になっていたかも知れないとなると、本当に他人事で終わる話では無いと思う。
 
 
フィリピンに来て、本当に自分のためになる経験が出来て良かったと思う。

 
 
 
2020年2月
 
 
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