フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

あやか 関西外国語大学
 
今回は川沿いや山奥、そしてゴミ山などの様々なスラム街を回りましたが、大体のスラムでは火事が起きていて、その原因となるのが漏電であるということを聞きました。
 
 
電気などのインフラがちゃんと整備されていないから火事が起こってしまうだろうし、ただでさえ1日を生きられるかに精一杯な方々が、火事の危険性を抱えながら生きていくことは非常にストレスを感じるものであると思いました。
 
 
 
そんな状況下に置かれているにも関わらず、子供たちは毎日素直で好奇心旺盛で明るく過ごしていて、一人一人将来の夢を持っていました。
 
それを聞いて私は彼らの夢を、いつか叶えて欲しいと強く思いました。
 
そのためには、先進国の日本に住む私たちが彼らを犯罪やテロなどの間違ったみちに進まないように自立させ、助長する必要があると思います。
 
そして、人が生きていくための必要最低限の食事配給や、地域に根ざした支援をするべきだと思いました。
 
 
 
スラム街の子供たちの中には、誰もお菓子やおかずなどを欲張ったり、ズルしたりする子はいませんでした。
 
本当にみんな良い子に育ったのだなと思います。
それの背景には母親がいると感じました。
 
 
 
スラム街にて家庭訪問をした時に「今幸せですか?」という質問をすると、全ての母親は毎日が幸せだと答えていました。
 
母親は自分を愛し、子供を愛し、家族を愛していました。
 
スラム街に住む子供たちは、食べるものが少なくてもお金やおもちゃが限られていても、母親の愛情はたっぷり感じていると思います。
 
 
 
比較的恵まれた国の日本で生まれた私たちは、欲しいものを手に入れすぎて、母親の愛情、両親からの愛情を当たり前に感じているところがあると思いました。
 
少なくとも私はそうであったと思います。
 
 
グローリアセブのボランティアでは家族の存在の大切さに気がつくことができました。
 
 
 
私は今まで、将来自分が何をしたいかということで、ずっと悩み続けていました。
 
日本ではリゾート地として知られるセブにもスラム街があり、リゾート地の方がむしろセブの一部であるということを知りました。
 
貧困層の方々が一体どこでどのように生活しているのかなど気になって今回のボランティアに参加することを決意しました。
 
 
しかし様々なスラム街を回って、実際に現状を目で見て匂いを嗅いで、彼らの声を聞いたあと、直接的もしくは間接的にでも彼らの生活に携わる仕事をしたいと思うようになりました。
 
 
セブ島でのボランティアで学んだことを必ず生かして忘れないように彼らのために何ができるか考えていきたいと思います。

 
 
 
2020年3月
 
 
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