フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

志野 梅光学院大学
 
日本にいたときのスラム街のイメージは、「危ない人が多く、事件が頻繁に起きる」でした。
 
しかし、2日目に行った山の地域のスラム・海沿いのスラムの元気に踊っている姿や雨をめちゃくちゃ楽しんでいる姿を見て、何か申し訳ない気持ちになりました。
 
洋服がボロボロだったり、足が汚れていたり、そんなこと気にせず、目の前のことに全力で取り組む姿が、キラキラしててうらやましく思いました。
 
ご飯をもらうにしても、周りを気遣い、私の手が汚れていたら、「手を洗いに行こう」と案内してくれたり、小さなことでも本当にうれしく、感動しました。
 
 
家庭訪問では、狭い部屋に7人で住み、雨で川が氾濫するたびに家は水浸しになって避難する。
 
日本で聞いたことあるような話でも、実際に自分の目で見て、聞いて、話すと、深刻さの感じ方が違いました。
 
教会で子供たちは、元気いっぱいで、積極的にダンスや歌を教えてくれて、無邪気で圧倒されました。
 
 
ごみ山で見たものは、生きていくうえで絶対に忘れたくない風景でした。
 
サンダルで、ごみを分けている子供たちの足は傷だらけだけど、気にせず走り回って、アクティビテイをけらけら笑いながら楽しんでいる姿を見て、自分の無力さと、この子供たち私ができることは何かとたくさん考えさせられました。
 
フリーの日にセブでの観光を体験したからこそ、「幸せって何だろう」と、改めて考えることができました。
 
 
うまく言葉に表すことはできないけれど、この1週間で、これからの私の考え方や行動が変わる体験ができました。
 
私は、このセブ島ボランティアプログラムに参加することができて、たくさんの人と出会えてとても幸せです。
 
 
2022年8月
 
 

 
 

 
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