フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

彩乃
 
今回初めて海外でのボランティアに参加して、気づきが主に二つありました。
 
まず、スラム街での子どもたちの生活環境の悪さです。
 
災害時には壊れてしまいそうな家だったり、家と家の間の道では床は凸凹で所々で汚水が流れていたり、ガラスのゴミが落ちていたりなど、日本では考えられないような環境で子どもたちが生活していることに驚きました。
 
 
それなのに、日本の子どもたちと変わらず、もしくはそれ以上に 元気で明るい子どもたちと遊んでいると、ここがスラム街だということを忘れそうになります。
 
だけど子どもたちが履いている靴や服はボロボロで、とてもこんな環境で過ごすのに適しているとは言えないような服装をしているのを見ると、スラムでの生活の過酷さ、支援の必要性を痛感しました。
 
 
また、学校に行くことの大切さを改めて実感しました。
 
子どもたちを見ていると、学校に通って勉強をしている子と、勉強をしていない子とでは、会話する際の受け答えだったり、マナーや礼儀などの点で違いが見られると思いました。
 
学校に通っている子は受け答えもしっかりしているし、コミュニケーションがちゃんと取れて、勉強以外の知識も持ち合わせているのに対して、学校に行けていない子は、そもそも英語が話せなかったり、順番を守ることができないような様子が見られました。
 
 
学校はもちろん将来良い職業に就くための準備をする場所でもあるけど、協調性や社交性を学ぶ場でもあると思います。
 
学校の価値は職業選択にとどまらず、社会において必要な素養を身につけることにもあります。
 
だからなるべく多くの子どもが学校に行くために 支援をして行くべきだし、自分も微力ながらもそれに貢献していきたいです。

 
 
2022年9月
 
 

 
 

 
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