果林 獨協大学3年

私は大学で国際関係を学ぶゼミに所属しており、貧困問題についてとても興味を持っていたので、今回のボランティア活動に参加させて頂きました。

今回の活動に参加する前は貧困問題というと子供達が生活に苦しんでいて、生きるために無理矢理働かされているなどというような暗いイメージしか正直ありませんでした。

しかし此の活動を通して考え方が180度変わりました。

どの場面も印象的でしたが、その中で私が得に印象的だったものを3つ挙げます。

まず1つ目は、どの場所に行っても子供達が無邪気だったことです。

日本の子供達以上に無邪気であったと私は思います。初対面である私達にでさえ笑顔で手を振ってくれたり、抱きついてきてくれたりと日本ではそんな事は中々無いので本当に驚きました。

本当にこの子達が貧困の中で暮らしている子供達なのか疑ってしまうくらいでした。

それらの光景を見た瞬間から私の持っていた先入観は間違っていたのだと思わされました。

斉藤さんがゴミ山の説明の時に少し「どんなものでも遊ぶものになる」と仰っていて本当にそうだなと感じました。

ダンスや折り紙、新聞紙やロープなど全てのもので、全力で笑顔で楽しんでいて、逆にこっちがエネルギーや元気を貰い、日本に帰ってからも頑張ろう!という気持ちになることが出来ました。

次に、2つ目はフィリピンの方達は全員が家族や友達、周囲の人を大切にしていたことです。

大切なものや、大切な時間を聞くとほとんど全員が家族関連のことを話していました。

分からないですが、そこには皆で協力して子育てをしていこうという意志を私は感じました。

日本が少子高齢化になっている理由がよく分かった気がします。

フィリピンの子育ての良さを日本も吸収していくべきだなと思いました。

最後に3つ目は、子供達は勉強が大好きで全員が夢を持っていたことです。

そのことを知った時、自分が恥ずかしくなりました。

サボってしまう事もあるし、夢をすぐ言えない自分が情けないです。

どうしても学校に行くことが当たり前であると、そのありがたみが分からなくなってしまいます。

しかし、フィリピンの子供達は学校に行けることに感謝し、自分が将来家族のため、国のために役に立つんだという強い意志が伝わってきて、私自身感化されました。

この一週間は私にとって間違いなく今までで一番濃い一週間で、感じたものが沢山ありました。

まだ詳しく決まっていませんが、この経験を絶対に無駄にはしないキャリアを積んでいきたいです。

頑張ります!